「自然素材は人に優しい」と言う事の真実!!
「自然素材は人に優しいんです!!」
何て事を口にする営業マンは多いです。でも、日本の国の中では少数派で全体的にみても10%ほどなんですね。多くの家は「カラーフロア」ですからね。
で、なんで自然素材は人に優しいのか??
実はこれは当たっているようで外れている言葉です。まず「自然素材」と言う主語が大きすぎます。地球にあるものが厳密にいえば自然素材で出来ていますからね。
毒キノコもトラフグも間違えると死ぬレベルの自然素材です。
自然素材は人に優しいと言いう人は「木」とか「漆喰」とか「珪藻土」などを言っているはずです。でも、その固有名詞はなぜか出してきません。
それはなぜか??
その固定したもの以外が、相手の思う自然素材だった場合の「保険」で主語を大きくしているって話でしょう。まあ、卑怯なやり方です。
多くの商売で使われる手法でもあります。ファミリーレストランとかがそうですね。看板メニューは無いけど誰が行っても食べるメニューが存在する。
それと同じでしょうね。誰にでも当てはまる答えを探す。そこで使われるのが「自然素材」と言う主語でしょう。
「木は」と言う主語も同じです。何の木なのかは言いません。相手が思い浮かべる「木」を当てに行くだけです。
そんな意味では「無垢材」って言葉も同じですね。何の木かは分かりません。
大きなくくりの中での話になるという事は、どんな効能があるのかも具体的には分からないって事です。相手が考える「イメージ」だけでの世界です。
どんな自然素材を使うのかは相手次第って話です。そうなると具体的な事は言えない事になります。そんな会社のホームページははっきりした事が書いてない。
「地産地消」とか書いてありますが施工例には「外国産の床材」が使ってありますし、「カラーフロア」も写っていたりします。
まあ、何でもいいって話です。家さえ建てれば良いって事ですね。
それで良いのか??って事です。何のために家を建てるのか??そこがしっかりしていたらあやふやな事を言う会社では建てられなくなるって事です。
でも、多くの人はあやふやなんですね。だからはびこる「主語のでかい会社」って話でしょう。
本当に良い家が欲しい場合は気を付けた方が良いでしょう。