出会い

今回は鹿児島市東坂元の現場です。今回のきっかけは「ブログ」です。ひょんな事で知った「もみの木ハウス」みたいです。
ホームページを見てブログを読んで、見学会の予約を入れられた。最初は奥様だけでの見学でした。
もみの木の空気感を味わい帰られたわけですが、その1週間後には今度は家族でモデルの見学に来られました。
ここで、もみの木ハウスのOBさんとの知り合いだという事が判明する事になります。
ご主人は別な住宅会社を考えていらっしゃったようですが、OBさんからの勧めもあり、もみの木ハウスで話が進む事になりました。

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土地

敷地は経営されている保育園の駐車場に使っているものです。ちょうど近くの下田町に現場があったので、2カ所同時に敷地調査に行きました。すると敷地が二重擁壁になっています。崖の後退と道路斜線とで建てられる位置が限られてくるという事になりました。敷地全体を見ながら、建物エリアと駐車場エリアを分けて考える事になります。そしてまずは全体の外構工事の構想を練りました。同時に鹿児島市と崖の協議に入りました。

同時に建物のプランと資金計画を立てていきます。
銀行も元の加治木支店に居た人が窓口になってくれて助かりました。流れがスムーズです。

着工

今回の家は2階リビングの家です。敷地の一部が保育園の駐車場という事で、1階リビングではゆっくりできないと判断しました。まあ、その方が構造的にもコストカットになります。合理的な判断になります。また「バイク小屋」が欲しいとご主人。バイク小屋の付いた家になっています。

構造計算をして申請を出しながら、外構のスロープ工事から始めます。工事車両も出入りするので、まずは安全な進入路を確保します。それまでは砂利道で勾配も急でしたから車の下を擦る危険性が高かったからですね。スロープが完成したら車の出し入れが楽になったと利用者から言われるようになりました。

家の工事の準備を始めます。地縄を張って地盤調査を行います。すると「改良」が出ました。そこで「沈下量計算」を行いますがやっぱり「改良」が出ました。場所的に山を削ったり埋めたりした場所です。地盤が不安定です。セカンドオピニオンまでしましたがやはり「改良」です。もみの木ハウスとして2年ぶりの地盤改良です。

間取り・外観

今回の家は4人家族2階建て。バイク小屋のある2階リビングの家になります。大きさが39坪という大きさです。もみの木ハウスでは大きい家になります。バイク小屋がある為ですね。

間取りはシューズクロークもあるし、パントリーもあります。スタディコーナーもある。もみの木の食器棚も付いていますから、引っ越しは既存の家具は処分しても大丈夫です!!断捨離が出来ますね!!

建物配置は、崖の後退ラインと道路斜線を避けながらの設計です。最終的には崖の後退線で決まった様なものでした。外観はオーソドックスな寄棟です。意外と自分は好きな外観です。どっしりと見えますからね!!

外観は凸凹させずにシンプルにして断熱性能を上げてある。そうする事でエアコンは各階に6帖用のエアコンを1台でまかなえる。熱損失が小さいから出来る事ですね。電気代も掛りません。計算は冬の外気温が0℃の時に室温を20℃とした場合の計算です。それでも余裕があるエアコンです。

洗濯物は部屋干しで乾くので、干し場は洗面所とお着替えクローゼットに干します。乾いたらそのままお着替えクローゼットに移動。洗濯動線も短いです。布団も部屋で布団干しに掛けておくとふかふかになります。毎日がフカフカな布団です。

電気のコンセントなどもこちらで考えての配置です。どこで何をするかを考えて配置していますからちゃんとあるべき場所には配置してあります。コンセントの打合せをしてもちゃんと答えられる人は居ません。そこはプロの判断が重要だと言えます。

打合せしない家造り

打合せをしないと建たない家は不思議だと考えるのがもみの木ハウスです。初めて家を建てる人に「どうしますか??」なんて聞いても分かるはずがない。そんな打合せをした家ほど後悔も多い。ほとんど、自らが出した「要望」です。要望が多い家ほど後悔も多いはずです。

そんな家を、もみの木ハウス側から見ると周りが「変」ですが、周りからもみの木ハウスを見ると「変」なんです。だからどこまでもかみ合いません。どっちが良いのかを考えて、建てる会社を決める事ですね。普通の人は普通の会社で建てる方が良いでしょう。

この家はほとんどがLINEでのやり取りでした。それで家が建つ。普通では考えられない事でしょう。もみの木ハウスだから出来る技です。

最後に

この現場は資材不足の波をかぶった現場でした。外壁材が無いって事で工事が遅れそうになりました。でも、奇跡的に生産予定が入りギリギリで回避した。フォースのお陰ですね!!世間で聞くような事にはなりません。

この現場は節目で「川上天満宮」にお礼とお願いをしていました。

無事に完成して見学会ができる事への感謝ですね!!

今回は鹿児島市東坂元に縁がありました。どうやって結びつくのかは分かりませんが、縁が無いと行く事のない場所である事は分かります。色々な縁に感謝ですね!!

そうそう、経営されている「信愛保育園」にもみの木ハウスで甥が建てたという保育士さんがいらっしゃいました。ちゃんと繋がっていました。恐るべし!!

概要

エリア
鹿児島市
家族構成
4人家族
階数
2階建て
建築面積
78.66㎡
土地面積
267.64 ㎡
建築時期
2022年11月竣工

主な構造・性能

構造
デジタルフレーム構法
耐震性能
制震ダンパー使用 耐震等級3
断熱性能
フォームライトSL フォームライトエコEB
偏心率
0.2以下

主な外部仕上げ

外壁
ニチハ窯業系サイディング16㎜
YKKAP APW330

主な内部仕上げ

床 壁 天井
マルサ工業製 もみの木
壁紙
オガファーザー 土佐和紙

主な内部仕様

もみの木製家具
TVボード キッチンカウンター テーブル  下駄箱

設備

キッチン
コラージアI型 シャインカラー ハイバックカウンター(トクラス)
システムバス
ユーノベース(トクラス)
洗面化粧台
トクラス エポックSシリーズ