もみの木ハウス「モデルL」【公開終了】

姶良市にもみの木ハウスのモデルハウスLが完成いたしました

モデルLの公開は終了しました。

2022年1月まで姶良市にて公開していたもみの木ハウスのモデルハウス「モデルL」。

外観や内観を写真で紹介しながら、弊社の家づくりへの考え方や設計のポイントをご紹介したいと思います。

現在完全予約制で見学を承っております。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言を受けて、“3密”にならない対応をしており、一回のご案内で1組様のみご案内しております。

気になった方はぜひお気軽にメールやお電話でお問い合わせください。

最大の特徴は、高気密・高断熱の家づくりと内装材のもみの木

浮造りのもみの木の床材。凸凹しており、肌触りが気持ちいい。

▲浮造りのもみの木の床材。凸凹しており、肌触りが気持ちいい。

モデルハウスLの説明に入る前にまずもみの木ハウスかごしまの特徴を紹介しておきます。もみの木ハウスかごしまは、高気密・高断熱の家づくりにもみの木の内装材を使っていることが最大の特徴です。

高気密・高断熱の家づくりにもみの木の内装材を使っていることが最大の特徴

もみの木ハウスに限らず、最近の住宅業界は、高気密・高断熱の傾向にあります。夏の暑さや冬の寒さを遮ってくれる高気密・高断熱の家。その一方で、気密性が高いことからこそ、内装材や建材、家具が室内の空気に大きく影響します。化学物質を揮発するものを採用してしまうと、体調不良や気分が悪くなるなどの悪影響があることも。

それで起きたのが昔話題になった「シックハウス問題」です。昔の風通しの良い日本家屋では起きにくかったことです。また、気密性が高いからこそ結露しやすくカビや腐食なども起こりやすくなっております。

床だけでなく、天井や壁、建具にももみの木を使用。床面積の約200%のもみの木を使用しています。

▲床だけでなく、天井や壁、建具にももみの木を使用。床面積の約200%のもみの木を使用しています。

だからこそ、内装材は「デザイン性」や「木材の風合い」ではなく、「性能」「安全性」で選ぶべきところです。内装材は室内の体感温度や湿度、空気環境に大きく影響します。

性能と一口に言っても「自然素材だから体に優しい」というわけではありません。木は人間のために存在しているわけではありません。漆だって触れるとかぶれるし、スギ花粉やブタクサアレルギーが増えていますよね。天然の木材にも人体に有害な物質を揮発しているものもあります。木にはそれぞれ種類・個性があって、人間と合うもの、合わないものがあるのです。

もみの木の効果は以下の通りです。

  1. 室内の空気の状態をよくする
  2. 適度な湿度調整機能がある
  3. 消臭効果がある
  4. 抗菌効果がある
  5. 夏涼しく冬暖かい

樹齢200年以上のもみの木を、天日乾燥させて使っています。人工乾燥だともみの木の様々な効果が失われてしまうためです。

▲樹齢200年以上のもみの木を、天日乾燥させて使っています。人工乾燥だともみの木の様々な効果が失われてしまうためです。

家の内装材に理想的な木材であることがわかっていただけるでしょう。調湿・消臭・抗菌効果によって、服や靴、食器、食材などあらゆるものの維持・管理が楽になります。(以下の記事内でも解説しています)また、室内の空気の状態をよくして、夏涼しく冬暖かい状態を保ってくれるので、住まう家族にとって心地いい空間になります。

みの木のよさは、実際に触れて、室内の空気を吸って体感していただくのが一番です。

この記事ではもみの木ハウスかごしまの家づくりについて詳しく説明して参りますが、もみの木のよさは、実際に触れて、室内の空気を吸って体感していただくのが一番です。気になったらぜひご家族でモデルハウスを訪れてみてください。

外観

モデルハウスL外観

▲モデルハウスL外観。

外観はシンプルにまとめています。その方が耐震性能や断熱性能が上がるからです。もみの木ハウスかごしまでは、家族の安心・安全・健康を守ることを何よりも大切にした家づくりをしております。

だからこそ、対応できない設計もございます。例えば、窓の広い家。もちろんある程度の広さなら対応できますが、開放感を重視して大きくしすぎてしまうとその分耐震性能や断熱性能が落ちることになります。もみの木ハウスかごしまでは性能を落としてデザイン性を上げる設計には対応しておりません。お客様が20年後、30年後も安心・快適に暮らせる家にしたいとの思いからです。ご理解いただければ幸いです。

窓を特別大きくしなくても、もみの木は光を適度に反射するため室内は明るい印象

▲窓を特別大きくしなくても、もみの木は光を適度に反射するため室内は明るい印象。

耐震等級は3。制震ダンパーを採用しており、地震時には揺れが約半分になります。さらに、もみの木ハウスかごしまはイノスグループに加盟しており、すべての家で厳密な構造計算行い建物の安全性を確認しております。

玄関

玄関

玄関に足を踏み入れると、清浄な空気に満たされているのがわかります。シューズクローゼットも靴箱も、もみの木を使用。消臭・調湿・抗菌効果で、靴がいい状態で保たれます。雨で濡れた靴も、もみの木の上に置いておけばいつの間にか乾いています。梅雨時期でもジメジメせず快適な空間なのがポイントです。

キッチン

キッチン

収納がたっぷりで、使い勝手のいいキッチン。背面の収納に、食器や調理器具、調理家電、冷蔵庫まですべて収まります。洗い終わって濡れたままの食器を置いても、もみの木の調湿作用で数時間後にはカラリと乾いているのがうれしい。消臭・抗菌効果もあるので安心して保管できます。

このように扉を閉めればすっきり美しく片付いて見えます

さらに、このように扉を閉めればすっきり美しく片付いて見えます。一般的なキッチンでは扉で仕切ってしまうと、内側に湿気がこもってカビや腐食の原因になってしまいますが、調湿・抗菌効果のあるもみの木だからこそ扉で仕切ることができます。このオリジナル収納は「オテキ収納」と呼んでいます。

キッチンの裏側はパントリーに繋がっていて、食材のストックがたくさんできます

キッチンの裏側はパントリーに繋がっていて、食材のストックがたくさんできます。4~5人家族ならこれだけあれば十分ですね。

調理器具はスーパーラジエントヒーター

調理器具はスーパーラジエントヒーター。もみの木ハウスかごしまの家は高気密・高断熱なのでガスに不向きです。(一酸化炭素中毒のリスクがあります)IHだと「電磁波が気になる」という方も多いでしょう。そこでスーパーラジエントヒーターを採用しております。電磁波を放出しにくく、遠赤外線効果で調理するので料理がおいしく仕上がります。余熱も使えるので煮物がおいしくなったと評判です。

リビングダイニング

リビングダイニング

全体で14帖の広さのリビングダイニング。もみの木ハウスで家を建てた方からは「浮造りの床が気持ち良くて、ソファじゃなくて床ばかり座ってしまう」という声をよく頂いております。

見学会では子どもたちが横になってくつろぐほど

▲見学会では子どもたちが横になってくつろぐほど。

夏はさらっと涼しく、冬は暖かさを感じられるもみの木。床が心地いいので、カーペットやゴザなどを敷く必要はありません。いろんなものを置く必要がないのでリビングダイニングはいつもすっきり片付き、掃除などお手入れの手間も省いてくれます。

コンセントは、住宅のプロの立場から家での家事動線を考えた上で最適な位置を判断して設置

コンセントは、住宅のプロの立場から家での家事動線を考えた上で最適な位置を判断して設置しています。例えば、ダイニングテーブルのすぐ横。ホットプレートを出して焼肉をする時などにすごく便利でし、スマホの充電もできますね。

たまに、「お客様のリクエストのあった場所にコンセントを設置する」というケースもあるようですが、基本的には最適な場所をプロの立場から提案すべきだと思います。例えば、お客様に判断をゆだねてしまうと、目立たないように下の方に設置したりして実際の使い勝手が悪くなってしまうケースもあるからです。

「要望に応える」という言葉はいいように聞こえますが、やはりお客様も住宅のプロではないので注意が必要です。もみの木ハウスでは必ずしもお客様の要望に応えることがいい家づくりだとは考えておりません。もちろんお客様のお話を伺いますが、安全性・利便性の落ちる設計やコストがかかりすぎるものについてはすべて率直にその旨お伝えしております。気になる点はお気軽に何でも質問ください。

ダイニングの横にはスタディコーナー

ダイニングの横にはスタディコーナーを設けました。パソコンや読書などの作業スペースにするもよし、子どもたちの宿題コーナーにするもよし。キッチンから見守れる位置関係です。学校から帰ってきた子どもたちが、ここにランドセルを置いて、奥の洗面所で手を洗って、おやつを食べたりしながら宿題に取り組めます。

少し空間を区切って内側に設置してあるので、集中しやすい環境

少し空間を区切って内側に設置してあるので、集中しやすい環境です。読書スペースにしても没頭できそうですね。

水回り (洗面所・風呂場・トイレ)

水回り (洗面所・風呂場・トイレ)

キッチン横に洗面所、風呂、トイレなどの水回りを集約して家事効率をアップさせました。さらに、水道の配管も短くなるのでコストカットにもなります。このように間取りは配管やコスト面も関わってくるので、「お客様の要望に応えすぎる」のは危険だと考えます。結果的にお客様の気がつかないところで不利益になっていることがあります。

洗面所の床

▲洗面所の床。

もみの木の調湿効果があるので、洗面所には足ふきマットを置く必要はありません。「子どもたちが風呂上りにそのまま走り回っても大丈夫」と好評です。

洗面所にもみの木の棚を設置。タオルや着替えをしまっておけます

▲洗面所にもみの木の棚を設置。タオルや着替えをしまっておけます。

お着換えクローゼット

お着換えクローゼット

洗面所前の空間には、洗濯物を干すスペースとお着換えクローゼットを設けました。洗面所に設置した洗濯機で服を洗ったら、そのまますぐ横で洗濯物を干して、お着換えクローゼットにしまう、と一連の流れが手早くできます。

干した洗濯物は、もみの木の調湿作用で一晩くらいで乾きます。抗菌・消臭効果があるため、室内干しの嫌な匂いとは無縁です。

一般的な家づくりでは、洗面所や脱衣所などの水回り周辺は湿気がこもりやすいので、クローゼットを近くに設置するのはおすすめできません。もみの木を使っているからこそ、このような間取りが可能になりました。

主寝室

主寝室

寝室で過ごす時間は長いです。大体8時間前後でしょうか。また、寝ている間も呼吸し続けています。だからこそ、床に天井、壁ともみの木を多めに使いました。

健康に気を付けて暮らしている方でも、食事や飲料水には多大な関心を払う一方で空気については見過ごしがちかもしれません。しかし、空気は毎日ずっと吸い続けているものです。だからこそ空気の質に注意を払うことは、健やかに暮らす上で大切なことです。もみの木を内装材に採用すれば空気清浄機を設置する必要はありません。

ベッドからよく見える位置にニッチ(飾り棚)を設置

ベッドからよく見える位置にニッチ(飾り棚)を設置。絵を飾ったり、お気に入りのレコードを並べたり、目が覚めた時に自分の好きなものが見えるのはいいものですね。暮らしに彩を添えてくれます。

ベッドの横にはウォークインクロゼット

ベッドの横にはウォークインクロゼット。もみの木の調湿・消臭・抗菌効果で服がいい状態に保たれています。もちろん除湿剤や芳香剤なども必要ありません。

子ども部屋

子ども部屋

子ども部屋は基本的にそんなに広くはしません。個室として使うのは子どもが中学生~高校生までの6年間くらいだと考えるからです。だから20年後、30年後までの使い勝手を考えて、子どもたちが巣立った後も応用が利くようにシンプルなつくりにしています。

もみの木の2段ベッドを設置

モデルハウスLには、もみの木の2段ベッドを設置してあります。このベッドは取り外しができるので、子どもが大きくなって個室を使うようになったら分けられるようになっています。また、家を出て生活をすることになっても持って行けますね。

もみの木の消臭・抗菌・調湿効果のおかげで、布団はそのままにしていても大丈夫

もみの木の消臭・抗菌・調湿効果のおかげで、布団はそのままにしていても大丈夫。スノコ状になっているのもポイント。湿気がしっかり逃げていきます。

小屋裏部屋

小屋裏部屋

屋根の一番高い部分を利用して、小屋裏部屋を設けました。子ども部屋にも来客用ゲストルームとしても、また書斎のようにも活用できる小屋裏です。勾配天井の隠れ家のような雰囲気の部屋なので、シアタールームにしてもいいかもしれません。自分の好きなように楽しく活用できる部屋です。

光熱費の節約効果

光熱費の節約効果

以上、モデルハウスLを紹介して参りました。最後に一つだけ、もみの木の光熱費節約効果を説明させていただきます。

もみの木の家は、夏は涼しく、冬は暖かく一年を通して快適な室内環境が保たれるため、エアコンなどの冷暖房をあまり使わなくなります。さらに、もみの木の空気清浄・調湿・消臭・抗菌効果により、今まで当たり前のように使っていた空気清浄機や加湿器、除湿器などといったものが必要なくなります。

全体的に光熱費が安くなるので、長い年月で見ると大きな節約効果

全体的に光熱費が安くなるので、長い年月で見ると大きな節約効果があります。こちらは、もみの木ハウスで家を建てたお客様が作成してくださった家計簿です。ご厚意により見せていただきました。

電気、ガス、灯油代、コインランドリーの費用がどれだけ節約できたか計算したところ、月平均6,381円、年間約76,572円の節約効果があったそうです。35年で考えると268万円もの違いになります。かなり大きい金額ですよね。

さらに、底冷えしないので、マットなども必要ありません。そうしてモノが少なくなってメンテナンスや掃除の手間も減ります。「暮らしがシンプルになった」「家事の手間が減った」と喜びの声を頂いております。