要望を出すと金額は上がりますよ!!
「ドアを引戸に変更したいんですが??」
「分かりました。引戸にですね。設計に話しておきます」
で終わった変更です。ここで営業マンが「工事費の変更」を伝えていないのが大きな問題になって行く。それを聞いた設計は、
「工事費のアップは言ってあるの??」
「このくらいで金額が変わるの??」
「材料も変われば、手間代も変わるし、耐力壁まで変わるので構造が変わる。簡単な変更ではないんだよ!!」
「もう、出来るって言ったし、何とかしてよ」
「そういった軽い問題ではないから、無理だ!!」
「・・・・・」
なんて事は普通の会社ではよくある事でしょう。営業が軽々しく受けて来るので工事費がそのたびに変わる。これって非常に危険な事です。
屋根材の「コロニアル」を「陶器瓦」に変えると、その材料費の差額と構造の変更まで起こる。壁量計算まで変わるくらいですから、構造計算は大きく変わります。
それを理解している営業マンが居るのか??
それが大きな問題になって行くんですね。構造計算とかしていない会社の場合、このような変更はすぐに「分かりました!!」となり、屋根材の差額の変更金額が出て来ます。
で、構造体はそのまま。重さは2倍以上になっているのにです。金額面以外での大きな問題です。
「飾り棚を付けたいのですが」
「よろしいですよ。どこに付けますか??」
「図面に印を付けて来ましたので。これです」
「分かりました。これで工務に言っておきます」
なんて事での工事が始まってからの変更です。工務に図面を持って行くと、
「こんなに要るの??これ、結構な金額になるけど大丈夫なの??」
「大丈夫だから図面に書いたんだろうよ??」
なんてあやふやな会話。あやふやにしておいての請求書の「追加工事」での請求で問題に。
「飾り棚ってこんなにするんですか??金額を言ってもらったら付けてなかったのに!!」
「お客様が図面に書かれていたので、金額面も理解しての事だとばかり思っていたもので・・・・」
「分かるわけないでしょう。その時に言っていただかないと!!」
「・・・・・」
みたいな事になります。要望を出した後は「金額はどうなりますか??」と聞くのが安全かもしれませんよ(笑)
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