時は金なり
「少し待てば資材の高騰も納まりますよ。それから考えれば良いのではないでしょうか??」
土地を買った不動産屋さんがそんなアドバイスをくれたのを信じたのが自分です。
当時が46歳でした。それから6年の月日が流れます。
「お父さん、私結婚するんだけど貸家から嫁ぐの??」
なんて話が出て来たんです。そんな事を言う娘が可哀想で急に家づくりを思い立ちました。
ところが土地を買った時より住宅ローン金利は上がっています。資材も高値で止まったままのようで、話が全然違っています。
建てる会社も決まり「住宅ローン」の申込になった段階で
「ローンは最長で28年しか組めないですね。団体信用生命保険もフルの加入は難しい年齢ですね。若い時でないと難しいんです」
「えっ!!そんな話聞いてませんよ??」
「誰に住宅ローンの話とか聞いたんですか??」
「土地を買った不動産屋さんです」
「銀行に行って聞いた方が良かったですね。まあ、もう無理ですが、それと生活習慣病とかありませんよね??」
「高血圧の薬を飲んでいますが、それが何か??」
「団体信用生命保険に入れない恐れがあります。薬の名前が分かる仕様を持ってきて下さい。どうなるか分かりませんが申し込んで結果を待つしかないですね」
「ダメな場合もあるんですか??」
「若くないと厳しい人は多いです。家づくりは若いうちですよ」
なんて事にならないようにしましょう。資材の高騰は「円安」もあり、止まりそうもありません。来年も色々なものが値上げされる事でしょう。
スーパーに買い物に行けばすぐに分かります。昔の値段で売っているものなど無いですからね。少しだけ買い物しても1,000円を超えない事が珍しいです。
住宅ローンの金利もどんどん上がって来ています。待てば待つだけ損をする。
円高になる事はあまり考えにくいと思います。外国人が観光に来ているのを見ればどれだけ円安なのか??輸出産業の利益も恐ろしい数字ですからね。
誰も止めないでしょう。
2025年には住宅を取り巻く法的な事が一層厳しくなります。つまり、ただでさえ金額が上がる方向に進みます。
時は金なりです。判断するのはあなたです。