「木は調湿します」は本当なのか??
「木は調湿します!!」って事はよく耳にします。でもこれって危険な言葉なんですね!!
「木は調湿します!!」って言う住宅会社のなんと多い事か!!でも、そうであれば無垢材を使った家であれば洗濯物が部屋干しで乾く事になります。が、多くの場合「衣類乾燥機」がある。
つまり「部屋干しでは乾きません」という証明をしているという事です。
乾太くんが写真に写りこんでいるからすぐに「ウソ」がばれる事となります。平気で乾太君を勧めている会社もあるくらいです。「木は調湿します」なんて口にしながらですね。
では、なんでそんな事になっているのか??
それは「勉強不足」か「詐欺」かです。
勉強不足は「知識が無い」って事になります。これは木の事の勉強をしていません。「木のプロ」とか言う会社ほど危険極まります。
木の調湿を正確にいう場合はこうなります。
「自然乾燥の柾目の材は調湿します」
です。問題は「自然乾燥」と「柾目」になります。この二つの条件があって初めて「調湿できる」って話です。
では、調湿できない木って何??ってなりますが、それはこの条件に当てはまらない「木」は調湿しません。出来ません。
「人工乾燥」と言う機械で木を乾燥させると細胞が壊れて調湿は出来なくなります。また「板目」と言う材も調湿が得意ではありません。
昔の人はこれをよく理解祖いていたので、材を使い分けていました。
水分調整が必要なものには柾目の材を使っていました。ご飯を入れる「お櫃」や「寿司桶」や「落し蓋」などは柾目のものが使われています。
水を外に出したくないものには板目の材を使います。「酒樽」や「味噌樽」や「醤油樽」などには板目が使われています。適材適所だったわけです。
それを現代の人は「木は調湿します!!」っている。
無知なのか??詐欺なのか??どっちにしても「木は」って主語は危険すぎます。99%の「木は」の「木」は人工乾燥」で「板目」です。調湿は出来ません。
それに騙される人はそもそもそれなりの人という事になります。まあ、住宅業界はそんなレベルの世界です。
90%の家は「木」ではなくて「ベニヤ」の床です。
そんな世界なので「木は調湿します!!」で通用するって事なんでしょう。ちょろいもんですね!!