床はどうしますか??
「床はどうしますか??」
「標準は何になっているのでしょうか??」
「現在の標準品はカラーフロアという商品でこの中から選べます」
「標準以外に何があるんでしょうか??」
「最近多いのが無垢の床ですね。自然素材を求める人が多いから聞いています」
「価格は上がるのでしょうか??」
「はい。若干ですが上がります。この家の場合10万円ぐらいですね」
「それぐらいなんですね。どんな無垢材なんでしょうか??」
「その差額の無垢材は県産材の杉になります。一番人気ですね。足触りもよくってお子様もゴロゴロしても問題は無いですよ。ただし水をこぼしたらすぐに拭き取ってください。シミなります」
「では杉でお願いします」
なんて話はよく耳にするお話です。今は県産材の杉が供給過多で値段が下がっているようです。人気なのはそのためですね。
雑誌を見ても自然素材とか書いてある家のほとんどが杉になっています。全部が「板目」なんですが「呼吸をします」とか書かれていますが本当かどうか??
「自然乾燥」の「柾目」は調湿しますが、それ以外はしない方が大きいでしょう。特殊な加工がしてあるのかもしれませんが・・・・・
まあ、この会社の様に「樹種」を言ってくれる会社はましでしょう。「無垢材です」としか言わない会社もあるようなので気を付けましょう。
営業マンは気を見ても見分けが出来ないのかもしれません。鯵と鯖が区別ができない人と同じですね。似ていますが料理法から味まで違います。
木も同じなんですが・・・・・・
「床はどうしますか??」
なんて事を聞く会社は「床はこれが一番良い」というものが存在しないって事です。どれも同じだという認識です。効能もどれも同じだと考えています。
だから「木は」という主語を使います。固有名詞は使わない。というか使えない。それだけの知識が無いって事ですね。
何の効能もない木に大金を使う。
効能を語る人が多いですがほとんどが「木は」って言いますからあてにはなりません。自分のためになるような効能が使いたいのであれば、ちゃんと考えた方が良いでしょう。
自分の家ですからね!!