普通の家の話
普通の家は「構造計算」はしてありません。
なので、強度の根拠は何もない状態です。ただただ営業マンが「地震には強いです」って言うだけの話になります。
台風の風にどれぐらい耐えるのかもわかりません。計算がしてありません。もしかしたら高強度かもしれないし、強度不足かもしれませんというレベルです。
そう考えると家づくりは「博打」って事です。
普通の家は「長期優良住宅」の認定がとってありません。なので、建てる会社で性能はバラバラになります。
快適に暮らせるのか??賃貸レベルの環境なのか??それは出来てみないと中身が分からないって事です。ただ、他の家とは比べないので本人は分かりません。
だから世間的には大きな問題にはならないって事です。
でも、ランニングコストは恐ろしく高くなります。35年ローン中に高性能な家との違いは下手すると300万円前後は違ってきますからね。
この金額は「光熱費」だけの事です。
外壁の塗膜劣化や屋根材の塗膜劣化などでの「再塗装」の費用はまた別な話になります。普通の家で塗膜の再塗装費用は普及品では7~10年での工事になります。
そこで100万円以上は工事費で消えるお金。
塗膜を高耐久仕様にすれば30年間はメンテナンスはありません。ここでも大きな差になっていきます。
10年ごとに100万円だとしたら30年で300万円って事ですからね。光熱費まで合わせると600万円の差額になります。
工事費が600万円以下だとしたら許せるかもしれません。でも、快適さがまるで違う家になっていますからね。その差は埋める事は出来ません。
毎月の支払いが賃貸料金と変わらないとかいう家は意外と大きな損をするのかもしれませんので、そこは確認された方が良いでしょう。
日本に建つ新築の家の7割は普通の家になります。3割が「長期優良住宅」とかの高性能住宅になっています。
つまり7割の家がこのブログの話に沿ってのお金が掛かる家になるって話です。どっちが良いのか??それは皆さんの判断になっていきます。
目の前の営業マンのいう事を信じるかどうか??
信じれない場合はちゃんとした会社で検討されることですね。それを探すには住んでる人に話を聞くことです。