窓は小さく!!
「窓はできるだけ大きくしたいです!!」
みたいな要望は多いです。が、開放的な家がどんな悲劇を生むか??そこが分かればそんな窓にはできなくなるのが設計者だと考えます。
大きな窓を沢山取り付ける。大体は南面や東面に集中していく大きな窓。大きな窓があればあるほど耐力壁が減る事になります。
つまりは耐震性が落ちる。補強をしてどうにか耐震等級を1までもってきたとしても、バランスを示す偏心率が満たせません。
耐震等級を3まで上げるには耐力壁のバランスを考えておかないと満たせない。その検討を行った後に大きな窓を取るのが良いと思います。
窓優先は危険が大きい。
大きな窓は断熱性能にも問題があります。いくらペアガラスと言っても普通の壁の断熱材と比べたら1/10程度にしかなりません。
そんな窓の面積を広げると、家の断熱性能は一気に落ちるっていう事になる。
夏はそこから熱が侵入してくるし、冬は窓から熱が逃げて行きます。まるで窓が開いているような風が吹く。それをコールドドラフトと言います。
窓が大きいとその現象も大きい。
かなりの風が吹く。
断熱性能のためにも窓は小さい方が良い。
夏も暑くなく、冬もそこまで寒くない地域であれば窓が大きくても問題は無い事でしょうが、今の日本は夏が快適に過ごせるのは北海道ぐらいではないのか??
鹿児島の冬も雪が降りますからしっかりと断熱はしていおいた方が良いです。
開放的な設計に憧れないわけではありませんが快適な生活と家族の健康を考えると窓は小さくした方が良いというのが自分の考えです。
多くの家が建っていますが、その窓の形でその家の断熱や耐震性がだいたい分かります。
設計者の考えている事はそんなところで分かるんですね!!
まあ、それだけではなく、誰が主導で進んだかなども分ります。迷走の後が色々なところに出てきますからね!!
本来ならば設計者に一任するべき事です。窓は断熱と耐震性に大きくかかわる事です。それを素人が口を出すこと自体が変な事だと思います。
窓は大事です!!
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