自然素材の健康住宅とは??
「自然素材をふんだんに使った人に優しい健康住宅です」
なんて事を言う営業マンのなんと多い事か??こんな言葉にはこう返しましょう。
「自然素材ってなにですか??それがどうの様に人に優しいのでしょうか??」
ってね。答えが返ってくればいいのですが、多くの場合は話題が変わってしまうと思います。営業マンはただ言っているだけです。中には、
「床は県産材の無垢材ですし、壁と天井は漆喰になっています。自然素材なので化学物質など揮発してきません」
なんてマニュアル通りの返しをする勉強熱心な人も居ると思います。そんな時は、
「県産材の無垢材??それって樹種はなんでしょうか??漆喰はどのような効能があるのでしょうか??」
なんて言うと答えが返ってくる確率はかなりの低さになると思います。杉なのか桧なのか松なのか??多くの人は知りません。
漆喰もバインダーが使ってないと良いのでしょうが、多くの場合、アクリル樹脂などが繋ぎ材として入っています。そこから色々な物が揮発してきます。
また、木材も色々な効能を使うためなら「自然乾燥材」でないと話がおかしくなるので、そこも確認した方が良いでしょう。
「木は呼吸をします」
とか言い出す人が多いので、その時は、
「するとこの木は自然乾燥の柾目になると思いますが、これって板目ではないですか??」
ってなりますが、それ以上は話の展開は無いと考えるべきです。
まあ、話は最後までしっかりと確認する事をお勧めします。そんな家に投資するのはあなただからですね。
自然素材の健康住宅は「健康な人向け」という事が前提です。アレルギーや化学物質過敏症の人は長くは入っていられない環境です。
自分も5分ぐらいで後頭部に痛みを感じます。臭いが強烈ですからね。
敏感な人はくしゃみが出たり、鼻水が止まらなくなったりします。涙が出たりもします。そんな家に暮らしてシックハウスにならない様にした方が良いでしょう。
家を建てる時は、その会社が建てた家に行き、その中の空気感を確かめる事が重要です。違和感を感じたら止める事ですね。
自然素材の健康住宅は特に確かめる事が重要になります。