自然素材の前に「構造は大丈夫か??」
「自然素材で健康住宅」とか「木は人に優しい」とか「地産地消」とか言う前に「構造は大丈夫??って事。
構造は構造計算をして確かめる必要があります。これは建築士の義務です。でも、多くの会社は「住宅は構造計算はしなくて良い」ってな判断です。
でもね「それは間違い」なんですね。行政への提出をしなくても良いだけの話。ちゃんと確認しなければなりません。
ところが、多くの会社は確認どころか「たぶんこうだろう」って事で構造を決めています。当たれば良いでしょうが・・・・外れたら・・・
構造的に破綻している建物もかなりの数が存在しています。住宅雑誌を見ていても結構な破綻物件がありますからね。
地震が来たらここが外れるって家。
普通の時には何の支障はないです。が、地震の時は耐えられないでしょうね??って家です。
横方向の力が加わらない仮定なんでしょうか??
自然素材とか言っている場合じゃありません。地震が来たら命が危ないって家ですからね!!
今の世の中は建築士が構造計算はしなくても、プレカット工場で簡易的な構造のチェックは行っています。そこでNGが出ても、
「出来ないのなら他でプレカットしるから良いよ」
なんて言われてNGの出た場所を改ざんしてOK判定にするような事を行っているようです。それで倒壊していたのが熊本地震でした。
そんなデータや資料を見ていると倒壊しそうな家は見れば分かります。
多くの会社は「構造」をよく理解していないです。安全性が危ういですね。耐震等級3でも構造が破綻している場合もあるので耐震等級はあまり参考にはなりません。
それより「偏心率」です。が、その計算をしている会社は無い。
なので「構造計算はしていますか??」と聞く事ですね。それで「していません」って会社はやめた方が良いでしょう。
自分自身の事ですから。
投資するからは確かめる事です。そうしないと失敗します。失敗は死を意味しますから本当に大事な事となります。
来年から義務化される「構造計算」ですが、データの蓄積が無い場合、プランの方がなかなか大変になる事でしょう。
プランが決まってから計算しますから、付き返される事が多くなりますからね!!
お気を付けください。