風の通り道を考える家??
「風の通り道を考えて間取りを考えると心地良い家になります」
なんて事を言う会社が有ります。でも、それって本当なのでしょうか??まあ、色々な考え方があるので間違えではないでしょう。もみの木ハウスでは「窓を開けない家」って考え方での設計になります。
24時間換気を考えて見ましょう。給気側に必ず「フィルター」が付いています。それがすぐに汚れます。つまり「外気は汚れている」って事です。
隣国から飛来するPM2.5など、最近は高濃度で飛来していますからね。外の視界は恐ろしいほど悪いです。鹿児島で桜島が見えないくらいの汚染具合ですから恐ろしい。
そんな空気を家の中に取り込むという考え方はどうなのか??
鹿児島は地形が独特で、鹿児島湾が真ん中にあり薩摩半島と大隅半島に分かれています。鹿児島湾が窪地みたいになっており、飛来したPM2.5が明け方の冷たい空気と共に下に沈みます。
なので鹿児島湾周辺の地域は、鹿児島湾に沈む高濃度なPM2.5を吸い込む事になるんですね。日の出と共に地表が温められ、暖かい空気で再び拡散されるって事。
そんなPM2.5を吸い込んでいたら鼻炎などのアレルギー症状が出るって事になりかねません。
なのでもみの木ハウスは外気を直接、家の中に入れない設計をしています。
都会で暮らしていた人が体調不良になり、病院に行ったそうです。そこで言われたのが「都会の空気が合わないので、田舎の綺麗な空気の中で暮らした方が良い」みたいな事を。
そこで、田園風景がある田舎に引っ越したそうです。そしたら都会で暮らすよりも体調不良になったらしいです。そして病院に行ったそうです。そうしたらこう言われたそうです。
「これは農薬に反応していますね。田んぼや畑の無いところに暮らすしかないでしょう」
と。つまり、先ほどの鹿児島湾と同じ理屈です。昼間に散布らせた農薬は広い範囲に拡散されます。それが夜明け前になるとどんどん低い位置に落ちて来る。
家の中で寝ている人は、その落ちて来た高濃度の農薬を呼吸と共に体内に吸い込み、それが原因で体調不良になって行ったって事です。
人は呼吸で体内に化学物質の80%以上を取り込みます。空気の事をよく考えないといけないって事ですね。