鹿児島は火災保険料が高い理由は??
鹿児島県は他の県より火災保険料が高いです。
何故か??それは「燃えた家の全焼率が高いから」だと言われています。つまり「保険金が全額の支払い」という事ですね。
何故、全焼率が高いのか??それは消防車の現場までの到着時間が長いからだと言われています。火災発生から長い時間が経ってしまっているって事ですね。
昔は「地域係数」というものがあり、鹿児島がダントツで大きい数字になっていました。それを掛けるので保険金も上がる。
全く逆な事を考えると保険料が安い県は全焼率が低い。ゆえに保険料は安い。でも、火事になっても半焼で終わるので保険金も半分しか出ないって事です。
半焼でも建替えますから工事費の半分は手出しになるって事になります。どっちが良いのか??
今はオール電化住宅になっているので火災が発生する原因は少なくなってきています。なので家がなかなか火事にはなりません。
自分が携わった家が火事で燃えた事は今までありません。そう簡単に燃えるものではないでしょう。火災保険を火災で使う人は少ないです。
では、何で使うのか??鹿児島の場合は「台風」が多いですね。ただし、保険の中身が台風とかの自然災害に適応しているかどうかが問題になりますからお気を付けください。
そして最近は保険会社も「台風が原因ではない劣化などが原因の場合は支払いません」と言って来ます。昔は出ていた保険金が最近は出ない事も多い様です。
大きな災害が相次ぐ時代です。保険料もどんどん値上がりして来ています。また、本当に自然災害なのか??を判断するために人工衛星を打ち上げています。
何をするのか??それはその自然災害前の衛星写真と、あとの衛星写真を比べて、本当にその災害で起こった事故かどうかを判断するようです。
なので嘘の保険請求は出来なくなっていますからお気を付けください。
昔は保険会社の担当と電話でやり取りしていました「これは本当に台風被害ですか??」なんて言って来ますが、自分も台風前を見ていません。
「自分も前がどうだったかは分かりません。本人の言う事を聞くしかないです。建築屋なのでそこの判断は出来ません」
なんてやっていました。タイムマシンとか持っていたら確認できますがあいにく持っていませんからね!!