頭金は必用なのか??
「出来るだけ頭金を入れて、住宅ローンの借入を少なくするのが良いと思うよ!!」
なんて話はよく耳にします。でも、現状ではそれは間違いって言えますから要注意です。この話が正解だったのは住宅ローンの金利が高かった時代の事です。
5.0%を超えていた時代もありましたからね。そんな時代では「頭金を沢山入れる」が正解でした。ところが今や金利は1.0%台です。
しかも現状では「住宅ローン控除」が13年間も受けられるという非常に恵まれた環境にあると言えます。なので借りた方がお得って事です。
「出来るだけ借りて、手持ち金は温存しましょう。13年後に手持ち金の余裕があれば、それでローンを一部返済すると総返済額が少なくなります」
って事を自分は言います。
もう一つ住宅ローンには不思議なシステムが付いてきます。それが「団体信用生命保険」ってもの。なんと住宅ローンを組むと生命保険んが付いてくるって事。
これは銀行の安全を担保するシステムなんですが、ローンを組んだ人が亡くなった場合は、その時のローンの残金を生命保険で一括返済するという物です。
あまり考えたくは無い事ですが、もしもの時は生命保険で一括返済されるわけです。手持ち金を全額出して亡くなってもローンを組んでいなかったら何も起きません。
まあ、あまり考えられませんが、これも一つ覚えておいた方が良いでしょう。既存の生命保険の見直しとかも大事になって来ます。
「親に住宅ローンはあまり借りない方が良いって言われたんですが・・・・・」
なんて話もよく耳にします。これは建てる人の親が自分の家を建てた時の時代のお話しで、それから現在では状況が大きく変わっています。
金利はまるで違いますし、住宅ローン控除も昔は5年間だけ。今は13年もあります。所得にもよりますが車が買えるくらい還付されますからね!!
これもシミュレーションができますのでやってみた方が良いでしょう。
昔の常識は今の非常識です。色々な事を理解できている人と家は建てた方が良いでしょう。同じ金額の家がローンの金利や住宅ローン控除でまるで違う金額の家になりますからね。
家づくりの恐ろしさです。