その工事は予測できなかったのか??想定外の工事とは??

住宅会社の営業担当の判断が甘くて予想外の工事費が掛かる事はよくある事です。
悪い事は言いませんが、営業マンではなく設計者とタッグを組んだ方がよろしいかと思います。その理由を今日は書きます。
「擁壁工事に500万円!!」
「南側に傾斜しているので日当たり良好ですよ。しかも相場の半値です。これは買いですね」
なんて勧められた土地は相場の半値。南側に傾斜しているので日当たりは良好。なぜ売れ残ったのかが不思議なほどの好条件だったのだが・・・・
営業マンに勧められるがまま土地の契約になりました。そこで色々な説明を受けましたがよく分かりません。ただ「擁壁工事が必要になると思います。設計の方とお話しください」みたいな話があった。
あまり気にしなかったんですが、後日、設計打合せの時に担当の設計者から、
「この敷地は南側と北側の高低差が2Ⅿを超えています。法律上の崖になりますので擁壁工事が必要になります」
「えっ!!そんな話は聞いていません」
「土地の契約の時に説明があったはずです。たぶん500万円は掛かると思いますよ」
「それをしないとどうなるんですか??」
「崖から4Ⅿ以上、建物を離して建てる事になります。つまり、事実上難しいですね」
なんて事になり、土地のお金は相場を超える事になった。安く買ったと思ったのに、逆に高い土地になるとは・・・・営業マンはなんで気が付かなかったんだろう??
なんてなる前に、設計者と土地を探す事ですね。崖は一番に気を付けるものです。
「地盤改良が必要です」
土地を契約して建物の打合せを繰り返しようやく建物の契約まで進んだある日の事。
「地盤調査を行います。大丈夫だとは思いますが、やってみないと分かりません。1週間ほどで結果が出ます。しばらくお待ちください」
なんて事になりました。でも、そんなに心配はしていませんでした。が、営業マンからの連絡は、
「地盤調査の結果ですが、地盤改良が必要だという結果になりました。これから改良工事の見積もりを持っていきます」
出てきた見積書には200万円の改良工事費が。大丈夫だろうって言ってたのに!!改良しないと傾く可能性があると言われたら改良しないと進めない。
親に相談して何とか工事費を出してもらったのだが・・・・
これも設計者と土地探しをしておけば回避できたかもしれません。長年の勘でなんとなく分かりますし、分からない場合は過去データを引っ張ります。
ヤバそうな土地は勧めません。
どこまで深く情報を読み取れるのか??それで悲劇を回避する事ができますよ。





		
		


















