その木なんの木、気になる木!!
「木は呼吸をします。なので人に優しいんですよ!!」
なんていう住宅会社の営業マンのなんと多いことか??そこで質問をしてみましょう。それになんて答えるのか??面白そうです。
「では、その「木」って何の木なんでしょか??」
そこになんて返って来るのか??来ないのか??もしかしたらその瞬間に話題が変わるかもしれません。そんな会社では建てない方が良いでしょう。
「それは県産材の「杉」ですよ。県内の山で育っているので気候風土に合っていますからね!!」
「県産材は呼吸をするのでしょうか??」
「県産材だけではなく「木」は呼吸をします」
「では、なぜ県産材の杉なんですか??」
「先ほど言いましたように同じ気候風土で育っています。だから他の木とは違います」
「なんで??」
「県産材だからですよ。地産地消です。地球環境に優しいんです」
こんな会話が続くようならやめた方が良いですね。危険すぎます。県産材の杉の場合でも「自然乾燥」の「柾目」でない限り「調湿作用」は期待できません。
「人工乾燥」であれば柾目でも板目でも関係ありません。自然乾燥でも「板目」であれば無理でしょう。そこはちゃんと確認しましょう。
主語が漠然とした会話をする人は要注意です。だから、
「何の木でしょうか??」とか「どういった自然素材なんでしょうか」とか聞き返すことです。そうしないと何もしない偽物を大金を払い買うことになります。
お金がある人はそれでも良いのかもしれません。
住宅雑誌を見る限りほとんどの木が「杉」です。理由は簡単で安いからです。それ以外の理由は無いでしょうね(笑)