パントリーの無い家
ネットやチラシで見る平面図。そこにはパントリーがどこにも無い。
なんて事はかなり多いです。これはなぜなのか??設計者が料理とかしない人なんですね。なので必要性が分からないって事です。
そんな会社は「ヒアリング」って事をやります。そこで要望が出た事を設計に反映させる訳です。でも、そんな事をしても「パントリー」なんてものを使った事が無い人は想像さえできません。
なのでヒアリングにも出て来る事はかなり少ない訳ですね。そうなると設計に織り込まれる事などほとんどありません。
普通の家にはパントリーなど無い訳ですね。
そんな事よりキッチンやリビングの話で盛り上がる。でもね、そんな部屋はどの家にもある部屋です。そこを色々とやっても大勢には影響しません。
それよりパントリーがあった方がはるかによろしいわけです。
そもそもパントリーってなにか??これはキッチン周りに作る食材や料理に使う道具などを専用にしまう収納です。
なのでキッチンに立つ主婦の方は有るのと無いのでは作業のしやすさがまるで変るほどの違いがあります。料理をしてみると分かります。
男の人がキッチンに立つとまずは戸惑います。何がどこにあるのかがまるで分りません。道具も調味料もです。食材もどこになるのかが分からない。
キッチンはなにがどこにあるのかが分からないと動けない場所になるんですね。これは体感しかないでしょう。
設計者がそれが分かっているのか??いないのか??それで設計は大きく変わります。図面を見るとその設計者がどんな人なのかもなんとなく分かります。
家事をしない人の設計は見た目重視ですね。
実用的ではありません。家事動線が破綻していたりします。そんな家に住んだら主婦は一生大変な目にあう事になるのですが、図面ではなかなか分かりません。
分かりやすいのは図面の上を朝起きて仕事に行くまでも赤ペンでなぞってみる事です。するとどう動くかがはっきりとわかります。
自分自身が住んで使い家です。パントリーはどうするのか??なんて事を言わなくても設計してくれる会社で建てる事ですね。
ヒアリングって親切そうで、実は危険な行為なんです。お気を付けください!!