地盤改良は本当に必要なのか??
「地盤調査をしたのですが、地盤が弱いみたいで改良が必要みたいです。これが結果のデータと地盤改良の図面と見積もりです」
「改良は出ないかもって事だったので安心していたのですが・・・・」
「はい。近くで出なかったもので、安心していたのですが・・・どうされますか??」
「どうされますかってやらないと建てられないんですよね??」
「はい。そうなります。他の工事の絡みがありますのでここで決めていただきたいです」
「やるしかないんでしょう。やってください。お金はどうにかします」
なんて事で地盤改良を行う事なったようです。一般的な住宅会社はこんな感じで地盤改良工事になるようです。「考察」に「改良が必要です」と書いてありますからね。
もみの木ハウスではそうしません。次に支持するのは「沈下量計算をしてください」って事。「だったらどれだけ傾いて沈下するのか計算してください」って話です。
考察は計算してなくて「改良した方がよさそうだな」程度の判断です。
計算してみると多くの場合「改良無し」の判定になります。それでも「改良」が出た場合はどうするのか??
「セカンドオピニオンをする」
です。中立的な会社でもう一度地盤調査データを解析してもらい、沈下量計算までやってもらいます。これでまた回避できます。
セカンドオピニオンで「改良」判定が出る事があります。そうなるとどうするのか??自分の場合は「地盤調査データを疑います」って話でしょう。
データが改ざんされていたらセカンドオピニオンでも改良が出るのが当然です。2年に1件あるかないかの地盤改良が立て続けに出たことがありました。
「おかしい」って事で地盤調査からやり直したら考察で「改良無し」です。データ改ざんです。
中身を見たら明らかにデータが違いすぎました。信用できないので取引停止です。
地盤改良は恐ろしいシステムでできています。地盤改良は一番追加がとりやすい工事になりますから要注意でしょう。
これは住宅会社の考え方も色濃く反映されていると考えた方が良いでしょうね??
どこで建てるか??です。