板目と柾目。自然乾燥と人工乾燥。これだけ知っていたら間違いません!!
色々な「木の効能」を基地にする営業マンの知識が正しいのか??間違えているのか??
それを簡単に調べることができる言葉があります。これはどの会社にも共通なので覚えておきましょう。
「木は呼吸をします」
何て言われた場合は、
「それは板目でしょうか??柾目でしょうか??」
何て聞き返します。ここでの正解は「柾目です」です。が、多くの営業マンはこんな基礎的なことも知りません。狼狽える事でしょう。
狼狽えた場合はやめた方が良いですね。
まあ、基本的に99%は「板目」です。なので呼吸はしても僅かですから、柾目から見るとできないのと同じことになります。最近は柾目みたいな板目を使う恐ろしい会社もあります。
さて、100歩譲って相手が「柾目です」といった場合はこう言います。
「でしたらそれは自然乾燥材ですか??人工乾燥材ですか??」
ってね。ここで狼狽えたら止めた方が良い。営業マンはこれも知らない人が圧倒的です。中にはこのブロブとか読んで切り返しの話法を使う強者が居るようです。
「自然乾燥もしていますよ!!」
ってね。ここで問題なのが「も」って言葉でしょう。流れ的には「自然乾燥も人工乾燥もしている」って事です。
木材は人工乾燥を1回すると木の細胞が壊れて、成分が無くなります。つまり何もできない木の抜け殻です。
それを外に置いておいたので「自然乾燥もしている」って言う事みたいです。嘘ではないでしょうが、大きな勘違いをさせています。これは実際にうちで建てたお客様が遭遇した事です。
ヤバイ営業マンは沢山います。口だけで数千万円の家を受注していきますから、どんな手段でも使いますよ!!
でも、この質問さえしておけば、ダメな会社では契約まで進めないようになります。まあ、ほとんどが理解できていません。恐ろしい事です。
「木は呼吸をします」とか言いながら「部屋干しでは乾きません。干せますけどね!!」みたいです。つまり調湿できていないって事です。
自らが矛盾した話をしていますが、本人が気が付いていない。つまり理解できていないって事。「木は呼吸をします」は無意識で言っているって事ですね。
恐ろしい世界なんですよ!!