「床は無垢材です!!」は危険です!!
最近、自分との会話の中で出てくる変な話です。
「床は無垢材なんですよ!!」
「無垢材??樹種は何ですか??」
「いえ。それは知りません」
「それって結構怖い話ですよ。食べているキノコが何なのかを知らないのと同じです。下手すれば死にますよ!!」
なんて会話です。樹種も確認せずに家の内装材に使った。それはそれは恐ろしい事です。大きく外れる「博打」と同じですね。
それでも、
「無垢材なので呼吸をしますし、人に優しいです」
とか言われたに違いない。深くは聞きませんでしたが表面は「ウレタン塗装」になっているはずです。そんなの「ウレタン」の上での生活です。
静電気を体が帯電しまくる装置ですからね。人に優しいのかどうかはよく考えると理解できると思います。
一般的な住宅会社の営業マンはほとんど勉強していません。たぶん、皆さんと同じレベルで「杉」「桧」「松」の区別はつかない事でしょう。
「鯖」「鯵」「秋刀魚」の区別がつかない人と同じです。「魚は人に良い食べ物!!」ってな具合です。恐ろしい事です。
ではなぜそんな事になったのか??
簡単です。一般的な住宅会社の床は90%以上が「カラーフロア」と言うベニヤの板です。それと対抗するために「無垢材です」とか「木です」とかになっていっただけ。
本物志向軍がカラーフロア軍団に対抗するためです。分かりやすい勢力図を描いたって話。「うちはベニヤではなく無垢材、本物の木だからね!!」って言いたいだけ。
でも、それって見た目だけで、何の効能もありません。
もみの木ハウスはその大勢力な二大勢力外に存在しています。両者の話を聞くと笑えるレベルです。目くそ鼻くそレベル。逆に無垢材の方が無法地帯で何が入っているのかも分かりません。
なので、ちゃんと樹種は聞いた方が良いですね。
何となくの言葉、無意識な判断ほど恐ろしいです。なのでなんでも聞く事です。「無垢材って何の木なんですか??効能は何でしょうか??」ってね。
何の効能もない木に大金を使っている危険性が高いです。
「家族の健康に気を使って建てたのに、喘息とアトピーになりました」
なんて人は一つや二つの家族だけではないです。かなりの数の家族がそうなっています。見学会に来られるので、ちゃんとした方が良いと思います!!