プランがなかなか決まらないのは何故なのか??
「プランがなかなか決まらなくって大変です!!」
なんて事を言う人は多いですね。プランが決まらない事には大きな原因があります。多くの住宅会社は、それを理解できていません。
そのこと自体がお互いの不幸になるだけなんですが、なぜかそこを改善しようとはしません。理由は分かりません。
プランが決まらない会社のほとんどが「プランを二つ」出している場合が多いと思います。何故か二つ。多い会社は三つも出すと言います。これでは決まりません。
多くの場合、お客さんが方位眼紙に書いた間取り図を専門家が整形して作ったプランと、もう一つは設計者が考えたプランを作るという会社ですね。
以前、自分もそうしていました。そうなるとプランは決まりません。
「このプランここと、このプランのここをプラスしたらどんなプランになりますか??」
ってな展開になっていきます。そこでもプランを二つ出していきます。良いとこどりのプランをまた作って、その次もまた作っての繰り返し。決まりません。
また、プランだけを作り、見積もりを出さない。その事で金額による制御が出来ません。お金の絡まないプラン提出ほど何の判断も出来ないっていう事です。
長い時間を使いやっと決まったプランですが、その後に見積もりをして金額提示します。多くの場合、その時点で「予算オーバー」が発覚。
また、プランの作り直しになっていきます。
もみの木ハウスの場合はどうしているのか??
最初に「資金計画」を行います。総予算を決めて、工事費の計算をします。すると家の仕様がもみの木ハウスは同じなので「家の大きさ」が決まります。
大きさをその大きさで設計すると予算内に入ってきます。すると予算オーバーになりません。するとプランは1回で決まる事になります。
多くの人は信用してくれませんが、これは事実です。
たぶん、自分が営業マンではなかったからそうできたと思います。営業マンがいたらプランは決まらない事になっていたと思います。
プランを作りCAD入力して見積もり明細まで作り、工事費を出す作業を短時間で行い、プランと見積もりを提出する。
それが出来るか??出来ないか??です。