無免許な人・・・・
「プランが出来ました。これですね。良い感じに仕上がりました!!」
なんて言われて出て来たプラン。ここではっきり聞いた方が良いのは、
「このプランは誰の設計ですか??」
って事です。それは実は大きな事です。そこで、営業マンが
「これは私が設計しました」
なんて言った場合は、必ず聞きましょう。
「県特使の免許はお持ちなんですよね??」
ってですね。ほとんどの場合は
「建築士の免許は持っていませんが住宅の設計は出来ます。今までやってきていますから、安心してください」
なんて言われても信用しない事です。おそらく構造的な事はまるで理解していません。実際にそのプランで決まり建築士に回されてから、
「ここは構造的に納まらないけどどうするの??」
なんて話になる訳です。自分も何度も経験しています。納まったとしても構造的な無理があり、恐ろしくコストアップするとかですね。ほんの少しずらせばちゃんと納まるのですが・・・・
「これで決まったのでこの通りで行かないとダメです」
とか言い始めます。お金を支払うのはお客さんの方なんですが、なぜかそこには目が行きません。
営業マンの作るプランは色々な不具合を含む場合があります。設計者に相談をすれば修正は簡単なんですが、なぜか一人で打合せまで終わらせます。
すると修正は容易ではないですね。
出来ない事まで「出来ますよ」って言っていますから、設計者が見た瞬間に、
「これは納まらないよ。どうすんの??」
ってなります。おかしなプランを作り色々とアドバイスをしても最終的には、こうなります。
「自分は専門の学校も出ていないのでそんなは分からないから・・・」
無免許で設計しておきながらですね。おかしな話です。こうならないためには建築士にちゃんと設計してもらう事です。
ただし「建築士」だから良い設計をするとは限りません。良い設計かどうかを確かめるにはその人が設計した家を見に行く事です。そこに答えはあります。
住宅雑誌などにも変な設計の家が載っていたりします。冷蔵庫はどこに置くのか??テレビはどこなのか??みたいな図面。
誰も気が付いていないのかもしれません・・・・・