「今」で決めれると失敗します!!
「まだ、子供が小さいのでキッチンに立って全体が見渡せるようにしてもらいたいです」
なんて事を言い出す人は多いでしょう。でも、それは非常に危険な事であると言えます。全体が見えるという事は視線を遮るものが無いという事です。
プライバシーの確保が難しくなっていく事を意味しています。が、多くの住宅会社は「分かりました。見渡せるように設計します」とか言い、そんな家にしていきます。
もみの木ハウスではそんな事を図面にしたりはしませんし、そもそもそんな要望を受ける事はありません。
「子供は何歳ですか??」
「4歳と2歳です」
「5年後は9歳と7歳で、10年後は14歳と12歳。15年後は19歳と17歳になり下の子も1年後は家には居ませんよ。どんどん時間は進みます」
「そうか・・・・・・・」
「15年後は何歳ですか??」
「50歳です」
「ではそれから30数年はご夫婦だけの家になります。お子さんは16年後には二人とも居ません。どっちに合わせておきますか??」
「それは、長い方でしょうね。先程に話は無かったことにしてください」
なんて事になるのがもみの木ハウスの見学会の時の会話になります。こんな話ばかりするので2時間枠では足りません。
普通の住宅会社では「要望」をそのまま受け入れて設計して建てていきます。「今」の要望でしたら数年後はフィットしなくなります。
フィットしない家なのでそこが後悔のポイントになり「失敗」という事になっていきます。つまり「自分で出した要望」での後悔です。
「プロとしての意見が欲しかった」
なんて事を言う人は、こんな失敗をした人です。そんな人を作り出さないためには「打合せはしない」という事になっていく訳です。
お互いの時間の無駄と失敗の大元を無くするって話です。
多くの住宅会社は「引き渡し」がゴールになります。その家に暮らしてからの話は気にしません。要望の事もちゃんと記録に残してあるので、問題になっても「ここで要望されましたよね??」で終わらします。
もみの木ハウスでは、暮らした後の話まで介入していきます。そしてデーターを取ります。次の設計に生かすためです。
考え方がまるで違うって話ですね。