ドアか、引戸か??
建具をドアにするのか??引戸にするのか??
「どうされますか??」
なんて事を聞いて来た住宅会社は構造的な事をな事を「何も考えていない」会社だと言えます。
どっちにしようか??なんて単純な話ではありません。耐力壁の絡みがあるので、耐震等級や偏心率に直結する大きな問題になります。
もみの木ハウスでは「どっちにしますか??」なんて事は聞きません。構造的な事、予算的な事を踏まえての判断になります。
一般的に考えるとドアより引戸の方が工事費は上がります。なので予算が厳しい良い場合は「ドア」の選択になります。
引戸は商品も高いですし、大工さんの取り付けも時間が掛かります。パーツがドアより多いからですね。
まあ、ドアにするか??引戸にするか??で、色々と変わって来る事は覚えていた方が良いでしょうね!!
ドアは日本の物ではありません。西洋の物です。
引戸が日本の物です。襖や障子が元々の日本の建具になります。昔の建物は筋交いではなく「貫」ってものを使い、耐震性を保っていました。
今は「筋交い」です。なので引戸はどうしても耐震性が劣る事になります。
なので耐震性だけを考えると「ドア」という事になります。
使い勝手を考えると引き戸が便利です。横に動くだけなのでドアみたいに動く範囲に物があると開かないとかにはなりません。
また「足で開閉できる」って事もある(笑)これって意外と実用性が高い。
高齢者の暮らす家とかになるとドアより引戸になる。車椅子とかを考えるとそうなります。
なので誰が暮らすのか??ってな事も問題になってきます。
そんな事を総合的に考えて判断するのが設計者、なんですが、なぜか営業マンは「どうしますか??」って聞くんですね。
これが、一番の問題点になる訳です。
建築の事をうっすらとしか知らない人が、構造的や金額的要素が絡む事を平気で聞く事が大きな問題です。
なので「打合せ」の多い住宅会社で建てた家は後悔が多いって事になるんですね。素人同士で色々な事を決めて行くからです。
ドアか引戸か??
それは家の構造や工事費に関わる大きな問題です。そんな事を聞いてくる会社は「ヤバイ」って思います。