リビングの広さは??
「リビングの広さはどうされますか??」
「できるだけ広い方が良いです」
「ではリビングダイニングで20帖で良いですか??」
「お願いします!!」
ヒアリングでよく耳にする会話です。リビングダイニングで20帖というととてつもなく広いという事になります。自分だったら
「そこで何をするのでしょうか??目的がありますか??」
なんて事を言います。もみの木ハウスの場合、11~13帖ほどです。それぐらいでちょうどいい感じですからね!!20帖もあればダイニングテーブルとソファの間が開くだけです。
そこで何をするのか??子供が小さいときは色々とするかもしれません。が、子供が家を出ると夫婦でその広いリビングで何をするのか??
何もしないでしょう。
では、なぜそんなに広いリビングになるのか??答えは簡単です。「工事費が上がるから!!」ですね。
リビングは何もない空間が広がるだけです。坪単価で言うと安い部分です。そこが広がりますが、その増えた面積に掛ける坪単価が同じであるとすれば工事費はドンと上がります。
建てる住宅会社の好都合って事ですね!!だから「リビングはどうされますか??」って聞くわけです。
「狭くしてください」
なんて人は居ませんからね。工事費を上げるための質問って事です。それに引っ掛からなようにする事ですね。
リビングは子供が小さいうちだけです。子供が大きくなると自分の部屋に行ってしまいます。そして18歳になると家を出ます。
夫婦での生活がそれから30年以上続くって事です。よく考えた方が良いですね!!多くの人はそこまで考えていません。
家族がずっと4人で暮らす事を考えています。
それはあり得ません。「今の家族」を前提に家を建てると未来で不具合が起こります。どっちが大事なのかを考えましょう。
建替える事など無い家です。ずっと快適に暮らせるには未来も考えておく事ですね。
リビングをどうするか??ではなく、子供がいつまで一緒なのか??その後はどうなるのか??リビングでの団らんはいつまでなのか??
なんて事を考える事です。また、そこまで考える住宅で建てる事でしょうね??
「リビングはどうされますか??」
なんて事を聞くような会社では建てない事でしょう。