住宅の構造計算が「義務化」されます!!
住宅の構造計算が今度の4月から「義務化」されます。
つまり「今までは構造計算をしていなかった」って家のが圧倒的だという事です。なので「構造的な数字の根拠」は無かったって事です。営業マンが、
「うちの家は地震には強いですから。耐震等級は3です」
とか言っていた。耐震等級3の構造計算はかなり簡単なやつで「構造計算」というレベルではありません。一つの目安にはなりますが、大きな意味はない事です。
4月から義務化される構造計算は本格的なものです。地震や台風や積雪などの強さを地域により想定して、その時に建物が耐えるのかどうか??を数字で確認するわけです。
中規模地震だと震度5程度の想定で、大規模地震だと震度6~7の想定になります。台風時の風は地域により変わります。もみの木ハウスかごしま周辺は36m/秒での計算です。
鹿児島の積雪荷重は40cm/Ⅿ2での計算です。これを各々計算していき梁や柱の大きさを決めていく。柱に何キロの荷重がかかっているのか??それが具体的にわかる。
構造計算をしていないと、それは誰も知らない事になります。
気を付けないといけないのは地震の計算では「軽い建物」と「重たい建物」では係数が変わるという事です。重たいほど大きな力が掛かってくるという考え方になります。
これは「屋根材」を何にするかで大きく変わる事となります。軽いガルバリウム鋼板と陶器瓦では単純に10倍の違いがあるって話です。
色々なパーツが変わります。構造計算をしたらそうなりますが、していなかったら屋根材だけが変更になり、構造材や補強金物は「変更なし」って事になります。安全かどうかは賭けです。博打の世界ですね。
家族が住む家で博打をするのか??自分はしたくないです。
太陽光発電を後から家の屋根に載せる人がいますが「構造は持つのかな??」って心配するのは自分だけなのか??今までにない荷重がずっと掛かりますからね。
荷重がぎりぎりの計算の家の場合は「ヤバい状態」って事です。その状態で地震が来たらどうなるのか??
4月から義務化されます。義務化されたからちゃんと理解して設計してください!!なんて言われても今までやっていない会社では難しいと思いますよ。
もみの木ハウスは30年前から実施しています。