内装材の決め方??
「内装材はビニールクロスになります。この見本帳の中からお選びください」
なんて話になるのが普通の住宅会社です。壁や天井はビニールクロスになる家がほとんどでしょう。恐ろしいくらいの柄があります。
機能性クロスみたいな物もあります。汚れ防止やカビ防止などです。でも、この機能も化学的な物での処理です。中の人にはあまりよろしくない物が揮発して来る事になる。
ビニールクロスは見た目重視とクレームレスが目的です。住む人への配慮はあまりありません。なのでもみの木ハウスでは使う事は無いですね。
床材も恐ろしい数の商品があります。そのほとんどが「カラーフロア」というベニヤの床です。これもクレーム対策が第一で出来ている商品です。
傷が付きにくく割れたり反ったりしない。表面に樹脂がコーティングされたりしていて、非常に硬くなっています。住んでる人は足や腰に負担が掛かる事に。
工事も早いし価格も安いので便利な材料と言えますが、住む人への配慮は無いと言えます。でも、日本の家の90%はカラーフロアだと言えます。
無垢材を使った会社もあります。色々な樹種の木があります。が、見た目がほとんどです。効能を言うものはありません。
「木は呼吸をします」
なんて事を言う人が居ますが、そんな木は「自然乾燥」の「柾目」が条件になります。そこは確認しましょうね!!
内装材は工事の最後の方になるために予算的にも厳しい事になりがちです。色々な物がありますが、値段が高くなりやすい。
キッチンや外壁などに予算が使われて、余った予算で内装を行う事になるとどうしてもビニールクロスとベニヤの床になります。
家づくりの目的が何か??そこをしっかりと考えないとアパートの延長線上の家づくりにおなるのは間違いありません。
家族が新しい家に住んでどうなりたいのか??
そこを明確にして動かないと大変な事になる事でしょう。多くの人は何も考えずに家を建てています。建てる側の都合のいい家に住む事はあまりよろしくない事になります。
ちゃんと考えている会社を探す事が難しいのかもしれません。