内装材を間違えたらどうなるのか??
まあ、あまり考える人は居ないと思いますが、内装材を間違えるとどうなるのか??
多くの住宅会社の場合、内装材は床はカラーフロアで壁と天井がビニールクロスになります。日本に建つ家の90%がこの内装材です。
キッチンや外壁材などに予算が使われていき、残った予算で内装材を決めるとほとんどがこの組み合わせになります。
内装材自体の機能は「建てる会社に有利のもの」となるものばかりで、暮らす人へのメリットはあまりありません。
カラーフロアは傷が付きにくく、ワックスレスとか車いす対応とかですが、暮らす人やペットには硬すぎて体にダメージが行く事になります。
ビニールクロスも防カビや汚れ防止など、何かの薬剤で処理されたものになります。それが空気中に揮発する。暮らす人はそれを体内に取り込むことになる。
床がカラーフロアで壁天井がビニールクロスだった場合、ビニール袋の中で暮らすようなものです。湿気の行き場は無いので当然ですがカビが生える事になる。
ビニールクロスは防カビ仕様になり表面には見えませんが、それ以外の場所にカビが生える事になります。まあ、湿気と温度と栄養があるとカビは生えますからね。
カビが生えると家の中で食物連鎖が始まります。家の中が、微生物に都合の良い空間という事になります。
内装材を間違えるとそんな空間に暮らす事となります。
内装材で調湿できるものを使う事が重要な事になっていきます。もみの木はまさしくそんな材料になります。自然乾燥材で柾目になりますから調湿が出来る材料と言えます。
家の中の湿度が安定するとカビが生える事は考えにくくなります。
床をもみの木にして天井ももみの木にする。床面積の200%の使用率で効果が十分に発揮できると言えます。
もみの木以外の部分は、もみの木の効能を邪魔しないオガファーザーとか土佐和紙を使います。効能は期待できませんが、変な化学物質も揮発しないからですね。
湿度が50~60%で安定します。人にとって一番いい湿度でしょう。
内装材を変えるだけでそんな環境が手に入るわけです。間違えると夏は80~90%になり、冬は30~40%の世界になります。人には良くない環境ですね。
内装材が変わるだけで家の中の環境が大きく変わります。自然素材とかではなくどんな効能がある内装材なのか??
それが重要になっていきます。