家づくりの注意点!!
ご主人が35歳で奥さんが30歳でお子さんが4歳と2歳のお二人の家族が家の計画を進めています。
共働きで、家は朝出たら夕方までは無人です。
プランは子供部屋をしっかりと設計して、子育てが大変なので子供の面倒見ながら家事が出来るように、リビングには畳の小上がりスペースを設けてあります。
「料理するときなど小上がりの畳に子供を上げて、見えるようにしたいです」
ってな事が要望の中身。ご主人の書斎もありますが、奥様の書斎もあります。二人ともフルで働いているので必要だという事です。
要望を色々と組み入れていくと家の大きさは40坪を超えました。
「家が大きくなりましたがご予算は大丈夫でしょうか??」
まあ、要望を聞けば聞くほど家は大きくなり、工事費が上がるので会社としてはありがたい事ですが、本当にこれで良いのか??
5年後。ご主人は40歳、奥様は35歳、お子さんは9歳と7歳で小学生です。
子供部屋はまだ使われていません。寝るのは家族で寝室になります。夜は怖がって子供部屋にはいきません。問題はリビングの小上がりです。
小学生になると見える範囲に居なくても大丈夫になり、小上がりは色々な荷物が置きっぱなしになっている状態です。ルンバも侵入できない。失敗かな??
10年後。ご主人は45歳、奥様は40歳、お子さんは14歳と12歳中学生に小学生です。
この時になり子供部屋が使われ始めます。夫婦ともに管理職になり、残業とかも増えています。生活のリズムがずれて寝室に寝るとお互いに迷惑が掛かる状況ですね。
ご主人は書斎で仕事してそこに寝たりしています。
15年後。ご主人は50歳、奥様は45歳、お子さんは19歳と17歳です。上の子は大学生になり家を出ました。
空いた部屋にご主人が寝ています。夫婦は別々に寝る。下のお子さんは高校生で来年は家を出る予定です。
さらに20年後。ご主人は55歳、奥様は50歳、お子さんは24歳と22歳です。すでに社会人です。
上の子は結婚の話が出てきています。早い物ですね。子供部屋は空き部屋です。じっくり考えるとこれから30年は夫婦で暮らす。
今考えるとこの家を建てる時、こんなことまで考えておくべきだったと後悔しています。二人には大きすぎると。
光熱費を考えると住み替えも浮かぶ今日この頃。
なんてならないようにしましょうね。