来年は色々と変わります!!
2025年になると「改正建築物省エネ法」と「改正建築基準法」が実施されます。
これにより何が変わるのか??
「改正建築物省エネ法」では「省エネ基準の適合の義務化」が実施されます。今まで規制の無かった断熱基準が、とうとう義務化されます。
2025年は断熱等性能等級4が義務化されます。設計上の性能が4以下では確認申請が受けつけさえしてくれなくなります。これは大事ですね。今までやった事のない会社は今から対応しておかないと大変でしょう。
そして2030年になると断熱等性能等級5が義務化されます。いまで断熱等級5が取れるレベルかどうかで決まると思います。
まだ、この改正を知らない会社も沢山あると思います。それが恐ろしい事ですね!!
「建築基準法の改正」では住宅の根本をひっくり返すような改定になっています。その大きなものが、
「4号特例の縮小」です。
4号建物=住宅です。なので住宅の特例が縮小される事になるという事です。具体的に言うと、
「構造計算を提出しなさい」
って事になります。これも大きな事件でしょう。構造計算をやっていた方が少数派でしたからね。もみの木ハウスは30年近く前から対応して来ています。だから何の問題もありません。
一般的な住宅会社は大変でしょう。
構造計算をしなくても「仕様規定」でも良いよ。って事も国は認めています。がこれが構造計算を行うより30~40%必要壁量が増える様になっているようです。
構造計算をしなさいという事でしょう。
「柱の小径の基準の見直し」も行われます。これも「構造計算」を行えば今まで通りの105角の柱が使えます。が、表計算ツールを使うと120角になる可能性が高い。
120角の柱になると色々な規定から外れていきます。一番簡単な方法はメーターモジュールにする事です。ただし910モジュールからすると面積が大きく増える。
910モジュールの家で30坪だったものを、メーターモジュールにするだけで36.2坪に変わります。
工事費が上がりますので、そこは確認された方が良いでしょう。
構造計算をしないと損をするって事ですね。住宅会社に確認してみて下さい!!