部屋干しで洗濯物が乾くかどうか??それが問題だ!!
「洗濯物が部屋干し出来ます!!」
なんて書いてある会社がありました。干せるのはどんな家でも干せます。問題は「乾くのか??」「乾かないのか??」でしょう。
洗濯物が部屋干しで乾くという事がどういうことなのか??「洗濯」という家事の大いなる「時短」が出来る事を意味します。
「呼吸をする家」とか「自然素材の家」とかに見学に行った場合には、
「部屋干しで洗濯物は乾きますか??」
なんて聞いた方がいいですね。「乾きます」って返ってきたら「時間はどれぐらいでしょうか??」と返してあげましょう。3日ぐらい干せば乾きますからね。
もみの木ハウスでは夜に干せば朝に乾くくらいの時間で大丈夫です。
では「なぜ乾くのか??」って事になります。それは「もみの木が調湿しているから」って事が原因です。
洗濯物の表面に出てきたが水蒸気をもみの木が吸い込んでいきます。つまり「もみの木が吸湿する」って事です。
もみの木ハウスの場合、床や天井などにもみの木を使っていますので、かなりの水分を吸湿できますから、余裕で洗濯物が乾くことになるんですね。
効率よく乾かす場合、扇風機などで風を当ててあげると良いでしょう。
洗濯物の表面に出てきた水蒸気を吹き飛ばしてあげる事で、短時間で洗濯物が乾くことになります。
一般的な家の場合、内装材が調湿できませんから、水蒸気の行き場が無い。最初は空気中に行きますが、湿度が上がり飽和してしまいます。するとそれ以上は乾きません。
「木は呼吸をします」って言われても「人工乾燥材」だったり「板目」だったりすれば調湿できないから、部屋干しで洗濯物は乾きません。
また、もみの木の内装材の場合でも使用量が少ない場合は乾きにくくなります。もみの木の特性を知って、設計しないと乾きません。
まあ、色々な会社のインスタを見て「衣類乾燥機」が写っていたら部屋干しはあきらめた方がいいでしょうね。そこに書いてある文章通りの事は起こりません。
自然素材や木は万能ではありません。ちゃんとした加工をしない限り何も起こりません。
多くの場合、ちゃんとした加工をして起こるべき効能を、時間を短縮したり、効率よく加工したりした材料にしてそこにその材が持っていない効能を書き添えている。
そんな事の方が多いので注意しましょうね!!