2025年の家づくりとは??
2025年は住宅業界で、大きな法改正が実施されます。
一つは「構造計算の義務化」で、もう一つは「断熱適合の義務化」です。今年の4月にはこれが施行されますので気を付けた方が良いでしょう。
構造計算の義務化は2階建ては全て、平屋は200平方メートルを超える場合は必要になります。ここでの問題は「既存の建物で構造計算でOKが出ない方が多い」という事実でしょう。
構造的に破綻している建物がかなりあると考えられます。そうなるとプランが決定しても確認申請が通らないって話になります。
これは経験しないと難しいと思います。
今まで構造計算をしていない会社が圧倒的に多いわけでして、構造計算しても構造が成り立たない場合、確認が出来ない状態になるって話です。
設計者が構造を理解できていない事が多いってお話です。屋根材の荷重がどれぐらいあるのか??なんて事が理解できていないって事です。
「陶器瓦が標準採用」とか言っている会社が、その瓦の荷重で構造計算して構造材の大きさを決めているのか??なんて事になります。が、やっていないから屋根材を変えても構造材は同じ。
それって恐ろしい事なんですが、誰も気が付いていません。
構造計算をしないからそんな事がまかり通っているって事。そんな会社で家の計画を現在進行形の人は気を付けた方が良いでしょう。その家は「建てられない」って事になりかねません。
断熱適合の義務化も4月からですが、今までその基準の家を建てた事のない会社では、断熱性能を出すことはかなり難しいと考えられます。
図面上では適合しているのですが「施工が間違えている」って事が多い事になるでしょう。そうなると冬は寒く、夏は暑い。
なんでもそうですが「経験」が重要です。「国が義務化したから」って事で動く会社は止めた方が良いって話です。無理やりやりますからね。
もみの木ハウスでは15年前から断熱基準の適合は行われています。我が家が最初です。プロトタイプで色々なノウハウを習得しました。
構造計算は30年以上も前から行ってきています。コストダウンの仕方も心得ています。構造的荷重を低くすることや、風を受ける面積を小さくして構造でコストカットするって手法です。
今までやってきている会社に依頼する事が重要になるってのが今年です。お気を付けください。