地域材はシロアリに強い??
「その地域で育った木はその地域に居るシロアリが寄り付かない成分を出しています。だからシロアリには強いんですよ!!」
なんて話はよく耳にします。ある意味それは正しいのですが、実際はどうなのか??
これはその木が「自然乾燥」されていて細胞が生きていた場合の話になります。細胞が生きていたら成分を出せます。
これが「人工乾燥」された木の場合、細胞は壊れています。なので成分は出せません。つまり「シロアリが嫌がる成分は出せない」って事です。つまりシロアリには「弱い」って事です。
「この木はシロアリに強いです」
なんて言われた場合は「自然乾燥材なんでしょうか??」って聞いた方が良いでしょう。だって人工乾燥材だったら何の意味もありませんからね・・・・・
「地域材は」って話をする人が居た場合は「自然乾燥」が前提だという事になるって話になります。人工乾燥の場合は地域材だろうが輸入材だろうが関係は無いって事です。
なので価格の安い強度のある木を使う方が良いって事です。
地域材にメリットは無いと言えます。
木は「乾燥方法」でまるで違うものになります。ここを認識している人は希薄なレベルです。ほとんど居ません。つまり自然乾燥とか人工乾燥とか「知らない」って事です。
そんな人の言う事を信じて数千万円を投資するって博打みたいな世界です。ほとんどが外れていますから要注意でしょう。
蚊取り線香の「除虫菊」でさえ「自然乾燥」しないと効能は無いそうですからね!!
木に何を求めるのか??は「自然乾燥」でない場合は何も無いって事です。それは知っていないと高い買い物をさせられるという事になります。
木の効能を言う会社は沢山ありますが、その効能が本当にあるのかどうか??それを知っている人はほとんど居ません。
「地域材なのでシロアリに強いんですよ!!」
なんて事は「自然乾燥」が大前提です。人工乾燥の場合、どんな樹種でも同じ事になります。なので薬剤処理をしないといけません。
木材の常識みたいな話ですが、恐ろしく間違えている事にもなります。
どんな家に暮らすのか??ちゃんと調べた方が良いと思います。