快適さは断熱だけでは決まりません
「うちの断熱は凄いです。他よりも厚みもありますからね!!」
なんて説明をしてくれる営業マンはそんな断熱材が入った家には住んでは居ません。なので全く理解していない事がほとんどです。
断熱は断熱材だけでは決まりません。大きな影響を与えるのは「窓」です。どんな窓をどんな大きさで付けるのか??それで大きく変わります。
それと「内装材」ですね。特に「床材」で大きく変わります。高断熱の家でも床材を間違えると不快な家に早変わりします。特に冬は足元が冷たい事になります。
この季節であれば靴下を履いていても足跡がベタベタと床に付くほど床不快な感じでしょう。湿気が多いので結露を起こしています。
そうなるとスリッパ無しでは暮らせない家となります。
また「湿気」も快適さに大きな影響を与えます。湿度が80%を超えて行くと室温が低くても不快な感じがします。
部屋干しの洗濯物とかがあると湿度が100%近くまで上がります。そうなると不快しか感じません。そこまで湿度が上がると今度はカビの事を考える必要があります。
家中がカビだらけって事になりますからね。次はダニです。カビの後にはダニが出る。食物連鎖が家の中で起きているって事です。
湿気の調整が出来るのかどうか??断熱材の問題ではありません。が、家の中の過ごしやすさに大きな影響を与えてきます。
調湿する内装材を選ぶ事が大事になる訳です。
もみの木ハウスでは「もみの木」が調湿をしてくれます。自然乾燥の柾目なので出来る事です。人工乾燥の板目では難しい事でしょう。でも、秘かに開発されているのかもしれません。
多くの会社で「木は呼吸をします」とか言っているようですからね。特殊な木材なんでしょう。
断熱は断熱だけでは完結しないって事は覚えていた方が良いですね。総合的に考えて設計しる事が重要です。
断熱材の話だけをする営業マンは気を付けた方が良いですね。全く理解していませんから。
まあ、設計も高断熱の家に住んでいなかった場合、ちゃんとした設計は出来ないと考えた方が良いでしょう。知らない世界は設計できませんからね!!