もみの木以外の内装材をどう考えるのか??
もみの木ハウスの場合は床は「もみの木」になります。その床の倍の面積のもみの木を天井や壁に使います。
その面積がもみの木の効能を効率よく使えるって事です。
もみの木以外の部分をどうするのか??それももみの木ハウスでは深く考えています。間違うと大変な事になりますからね!!
基本的には「もみの木の邪魔にならない内装材」を使う事です。
どういうことか??化学物質を揮発させない物を使う事でしょう。そう考えていくと使えるものはそう多くはないですね。
まず「ビニールクロス」は使えません。
多くの重金属が含まれていますし、可塑剤も入っています。それが室内に揮発してきます。その化学物質をもみの木が分解し始める。人のために働けません。
もみの木にとって「邪魔」でしかありません。
「自然素材の塗り壁」も使えません。
色々な塗り壁がありますが、ほとんどの場合「繋ぎ材」(バインダー)が入っています。多くの場合は「アクリル樹脂」ですね。これに含まれる化学物質が揮発してきます。
それをもみの木が分解し始めます。これも余計な仕事になります。なので使えません。
では何を使っているのか??
それは「オガファーザー」というドイツ製の壁紙です。紙におがくずが入っている商品になります。塗装下地材になりますが、日本では素地のまま使い、汚れたら塗装します。
紙なのでなにも揮発しません。もみの木の邪魔をしないって事です。優れた機能とかではなく「何もしない」という事での採用です。
もう一つが「土佐和紙」になります。これも紙です。変な成分は入っていません。なのでもみの木の邪魔をしない。
今のところ使えるのはこれぐらいです。他は使えないですね。
自然素材の塗り壁もよく調べないと非常に危険な物だったりします。繋ぎ材は何が入っているのかは聞いた方が良いでしょう。
昔、その質問をしたら
「企業秘密なので答える事は出来ません」
なんて言われたことがありました。
「教えてくれないのであれば使えないですね」
で、終わった。危険すぎますからね!!