オガファーザーを使う意味
もみの木ハウスで内装材で「もみの木」以外の部分には何を使うのか??
ほとんどが「オガファーザー」という物を使います。ビニールクロスは使いません。使えないって書く方が正しいでしょう。
では、なぜ「オガファーザー」なのか??
それは「もみの木の効能の邪魔をしないから」が正解です。特にオガファーザーの効能は期待していません。期待したのは「化学物質を揮発しない」って事です。
ビニールクロスは重金属類が入っています。それが家の中の空気中に揮発してきます。それをもみの木が分解し始める。
内装材にビニールクロスを使うことで、揮発する化学物質を分解する働きをずっとするって事になります。もったいない作業です。
オガファーザーはドイツの新聞紙とおがくずを混ぜた壁紙です。基本は「塗装下地材」になり、ドイツでは塗装をして仕上げてあります。
日本の職人さんは手先が器用なので、オガファーザーのジョイントが分からない様に貼っていきます。それで塗装をしないって事になります。
オガファーザーは化学物質が入っていないので貼り替えすることはありません。ビニールクロスは化学物質が抜けきるとボロボロになり剥げてきます。
耐用年数は10年ほどですね。防カビ性能もなくなりますのでカビが生えやすくなりますからお気を付けください。
オガファーザーの場合、表面が汚れてきたら「貼り替え」ではなく「塗装」をします。もともとが塗装下地材ですから、本来の姿になるって事です。
塗装仕上げをしたオガファーザーは「漆喰」のように見えます。
オガファーザー以外でもみの木ハウスで使う内装材が「土佐和紙」です。これも和紙なので変な化学物質は入っていません。
もみの木の邪魔をしない内装材です。
内装材は何の目的で採用するのか??そこをしっかりと考えないと危険です。見た目で決めるって会社は家の中の空気環境の事はあまり考えない会社です。
家の暮らしてどうなりたいのか??
そこが気になる人は内装材はしっかりと選ぶ事をお勧めします。何せ人は寝ている時も「呼吸」をしています。
呼吸と同時に化学物質を体内に取り込んでいます。
食べ物や飲み物から取り込む化学物質の実に5倍以上の量です。恐ろしい事ですね!!