家事動線はプロが考える事
たまに聞くのが「回遊動線にしたいです」って言葉。
自分はこの言葉を聞くと「土地は決まっていないんですか??」って聞きます。だって、敷地次第でプランは変わりますからね。
回遊動線は面積が増える事となる。つまり工事費は上がります。プランは予算とのにらめっこになりますから、うかつには「回遊動線良いですね!!」とか言えません。
家事動線の要望とか出てもそこにはあまり深入りしません。だって何も無い状態で話をしても何も解決できません。
土地が決まり、資金計画が組み立てられたらどんな家が出来るのかは決まります。予算次第でプランは変わります。って言うか変える。
予算オーバーのプランを作るって時間の無駄をやる事と同じです。予算に合ったプランを作る事で打合せは少なくなる。プランは一回で決まります。
なかなかプランが決まらない人は、大きな原因は住宅会社の方にあると思った方が良いでしょう。予算に合わせる打合せって本当は設計者が設計しないとダメですね。
なので永遠にプラン打ち合わせをしている会社は「家づくりを失敗する」可能性は大です。
さて、家事動線です。これも敷地で決まります。その敷地でより家事がしやすいプランを考えるのが設計の仕事です。
「家事動線を良くしてください」
なんて要望が出るのはおかしな話です。自分だったら怒るかもしれません。医者に「ちゃんと治療をして下さい」って言うようなものです。「俺は医者だぞ!!」ってなると思いますよ。
設計者が「家事」をやっているかどうかで家事動線は変わると言えますから「家事はされていますか??」ってやんわり聞いてみるのも良いでしょう。
また「見学会」に毎回参加する事です。
家事動線のパターンが色々と見れますからね。効率よく判断できるのはYouTubeの「ルームツアー」かもしれません。カメラの動線が家事動線に乗っかりますから分かりやすいです。
家事動線も建っている家を見る事ですね。見ると分かるし、話を聞くと分かりやすいです。
もみの木ハウスの場合は驚きの話とか聞けますよ。常識の外にある家ですからね!!