床の心地よさ!!
もみの木の床は「浮造り加工」がされています。粗滑感があり人の足裏に心地よさをもたらせます。
基本は1ミリほどの間の凸凹になっています。歩いていてもしっかりグリップがしっかりとしているので体は安定します。
これがウレタン塗装の床だったりすると歩くときに不安定な感じになります。最近はそんな床の上を歩いた事が無いので怖いと感じる事でしょう。
昔、もみの木の床と赤松の床を貼った家がありましたが、赤松の床のエリアに侵入する場合は、体が反応して歩く事に集中していました。
見学会の最中に「この床は怖い」ってな事になりましたからね。普通の道路を歩いていたのがいきなり「氷」の上を歩くみたいな感覚でした。
滑るんですね。
夏はサラサラとしているのでリビングの床に寝転んだ方が気持が良いです。冬は冬で床がすぐに体温と同じになりますからそれも気持ちが良いです。
なので自分は布団も敷かずに床に直に寝ています。夏も冬も快適です。加齢臭もしませんからね(笑)
猫を飼っていますが猫も快適だと思います。走っても滑りません。なので足の関節に変なストレスが無いって事。
塗装の床であれば爪が効かずに滑りまくります。ドリフト走行なので車と同じでタイヤがすぐにすり減るってのと同じで、猫の足にも負担が大きいって事ですね。
犬も同じ事ですね。足の関節が脱臼したりするみたいです。
人の体が接する部分ですから、床は重要なんですが、多くの人は「見た目」で決める事が多いですね。家の本質を理解しないとそうなります。
一般的な住宅会社も家の本質を語る会社は無いでしょう。建てる家のグレードが選べるって事を考えるとすぐに分かる事です。仕事なんですね。
「おたくの会社の床はなぜ、これを使われるのでしょうか??」
なんて聞いた方が良いでしょう。「天然木で人に優しい」とか「床暖房にも使えるんです」とか「ワックスを掛けなくても良いんです」とか「傷が付きにくいんです」とかであれば止めた方が良いですね。
床の本質とは無関係な事ばかりですからね。ちゃんと考えた方が良いでしょう。