江戸時代の中期に芽を出しました！！
「もみの木の内装材は樹齢はどれぐらいなのか？？」
「だいたい２００～３００年ぐらいでしょう。」
なんて聞いてピンと来る人はなかなか居ませんよね。２００年前とか３００年前とか言われても想像がつきませんからね。
そこで自分が使うのが、
「江戸時代の中期に芽を出した木を使います」
と言います。西暦で言うと１７００年前後ですね。１６００年が関ヶ原の戦いですからね。それから１００年後の世界です。
そんな木を使うわけです。凄い事だと思います。
「もみの木って柔らかい木なんですよね」
とか言う人も居ます。何と比べて柔らかいという事になるわけですが、日本で使う床材は杉とか桧とか松とかです。それらは樹齢は５０年前後がほとんどです。
若いと３０年とかですからね。それと３００年を比べる？？しかも柔らかい？？
基本的には柔らかい木ではあります。でも、冬に育った「冬目」が相当な硬さを持っています。それを浮造り加工して表面に出しているのでキズを入れる方が難しい。
そんな木を使っています。
無節の柾目なのでそれぐらいの樹齢の木でないと難しいって事になります。必然的な事なんですね。色々な事を求めていくと勝手にたどり着く事になる。
杉や桧や松は建てる側の都合で使っているだけです。そこに本質は無い。たぶん「安いから」が一番でしょう。
もみの木は本質があります。見た目とかデザインとかではありません。
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