もみの木ハウスのプランの作り方!!
家のプランはどうやって作っているのか??
他の人の事は分かりませんが、自分のやり方はこんな感じだというお話です。
プランを作る前にお金の話はまとめておきます。そうしないとどんな家になるのかが分かりません。予算をどれだけ使えるのかで、家の大きさが決まってきますからね。もみの木ハウスの仕様は同じですから。
資金計画で本体工事の予算が出ると、家の大きさが決まります。
後は敷地がどうなのか??って話になります。2階建てなのか平屋なのかは敷地の大きさで決めていきます。間違えても平屋用地に2階建ては建てませんからね。
で、敷地の情報を手に入れます。その時に「敷地測量図」があると大体の家の配置が決まります。ただし、現地を見ないと分からない事もあります。なので敷地を見に行きます。
敷地を見ると周りの環境が分かります。車がどちらに出ていくのかも分かります。すると駐車場が決まります。駐車場が決まると玄関が決まる。するとプランも決まるって話です。
プランはブロックで考えます。それは構造計算をする事を前提にしているからです。構造軸線を合わせます。3グリッド4グリッド4グリッドみたいに大きなブロックで構成していきます。
なんでか??って。その方が構造的にコストダウンになるからです。ここは専門的な事です。
よくあるのがお客さんの要望でこのブロックが壊れていく事が多いって事です。要望は設計に反映されますが、失うものも大きいって話です。
昔は出来たプランをお客さんが赤ペンで訂正していた時代もありましたが、それを構造的に成り立たせるのにどんなに苦労をしたことか。なので、今はしていません。
敷地を見るとブロックの構成が分かります。その時には大まかなプランが出来上がっています。それを紙の上で調整するだけの事です。
なのであまり時間はかかっていません。ただし、仕事は他にもあります。物理的に紙に向かえない時間の方が多かったりします。会議もあれば現場に行く事もあるし、出張もありますからね。
こんな時は頭の中で組み立てていることが多いです。
机に向かい出力するだけの事。悩むことはそんなに長くは無いのが自分流ですね。