もみの木ハウスの家事動線とは??
もみの木ハウスの間取りは独特です。
理由があるんですが、それは「内装材にもみの木を使っているから」って事です。もみの木の効能を十分に引き出して、他では見たことが無いような間取りにしています。
洗面脱衣室の隣に「お着替えクローゼット」を設け要る事ももみの木の持つ「調湿効果」を利用しています。
余分な湿気をもみの木が吸湿するので、お着替えクローゼットの服はカビることはありません。逆にお着替えクローゼットに洗濯物が干せるし、乾く事になる。
この間取りを普通の家の内装材である、床をカラーフロアで、壁天井がビニールクロスだったらどうなるか??
お着替えクローゼットの中の服に湿気が行き、カビが生える事でしょう。洗濯物は干せますが、乾くことは無いですね!!干すと余計にカビが生えるので止めた方が良いです。
モデル・Ⅿでは「パントリー」と「洗濯物干場」と「お着替えクローゼット」が同じ場所にあります。
もみの木の「調湿効果」と「抗菌効果」と「消臭効果」を利用した間取りになります。このような効果が無い内装材の場合は湿気や臭い対策にカビをどうするか問題を考えておく必要があります。
間取りだけコピーすると大変な事になります。雑誌でたまに見かけますが、止めた方が良いと思います。
昔、予算の関係上、ロフトの床を人工乾燥の無垢材にしたことがありました。その家の梅雨の時期にロフトだけカビが生えて大騒動になったそうです。
「ロフトももみの木にすればよかった・・・・」
っておっしゃっていました。それぐらい違います。もみの木の部屋はどうもなかったらしいので、調湿できない部分にカビが生えた事になります。
もみの木の空間は他の内装材の空間とまるで違います。
見た目は似ていても「人工乾燥材」だと何もできません。一軒の家の中で全く違う事になるくらいですからね??
設計者ももみの木の効能が分からない人は、もみの木の特性を生かした設計は出来ないという事です。
普通の間取りに、内装材がもみの木になっているだけの家です。家事がとかの動線は普通の家と同じです。空気感だけが変わるって話ですね。
もみの木の特性を生かせる設計ができる会社で建てる事でしょう。