もみの木の樹齢
もみの木の樹齢は色々ですが200年から300年ぐらいになっています。
おおよそ西暦で言うと1,700年代に芽を出した木になるんですね。日本が江戸時代の頃のお話しになります。
寒い地域で育っているので木目は密になっています。柾目になっているので一枚の床板に年輪が100本もあるようなものも混ざっていますからね。
恐ろしい時間を生きて来た気を使っています。
これが日本の杉や桧になると50年から100年ぐらいになるんですね。植林木になりますからもみの木の天然木とはもともと違う種類になります。
気候が温暖で元畑だった場所に植林されたものはすぐに大きくなります。でも年輪は少ないって木なんです。床に使われていても「板目」なので年輪を数えられません。
ただ、その間隔は広いです。下手すれば数センチはある。一気に大きくなったしるしですね。
日本の林業は育ちの悪い木を伐採して、それを商品にしていきます。なので50年前後の木が多く出回っています。
もみの木からすれば赤ちゃんみたいな木です。
若くて柔らかい木なので傷が入りやすいって事になります。無垢の床の家は住み始めると床の傷が異常に目立つことになります。
それを気にしない方向けでしょう。
もみの木は浮造り加工がされていて、冬に育った「冬目」のだけが上にあり、夏に育った柔らかい「夏目」をあらかじめ沈めておくわけです。最初から傷が入っている状態です。
おかげでその後は傷が入りません。
なので傷の心配はあまりしなくて大丈夫です。お子さんを怒る事もありません。見学会もマットを敷いたりとかスリッパを準備したりもありません。当然、手袋も不要です。
「お子様は抱っこしていただいて見学ください」
なんて事も無い。気を使わない家になります。樹齢が300年なのでそうなるんだと思います。そんな木を使うのがもみの木ハウスの家なんですね!!