ドイツの林業とは??

多くのもみの木はドイツからやって来ています。
ドイツのシュバルツバルトという森で育ったもみの木を伐採して、製材してから日本にやって来ます。現在はアフリカの喜望峰を回り、やって来ます。
1年間に300棟分の材料が届く事になります。
ドイツの林業は「フォレスター」という国家公務員が管理しています。国有林も私有林もです。なので伐採予定の木は全て管理されることになり、年間伐採量が事前に分かっている事になります。
また、日本と違い成長の遅い木を伐るのではなく、成長が止まってしまった木を伐る事になります。なので樹齢の250年から400年ぐらいの木を伐る事になります。
日本の様に山が一気にはげ山になる事などありません。山の形はそのままにしてもみの木は伐られていきます。
山の形も日本と違います。ドイツの山はらせん状に林道が走っています。つまり、大型のトレーラーが山奥まで入っていける。伐った木をすぐに運び出せるという事になります。
山の土地は上下の林道に必ず面する事になります。また、らせん状の林道には縦に走る林道までありますから、木の搬出は簡単に出来るという事になります。
日本の森林面積の1/4程度しかない山から、日本の木の産出量の4~5倍の木を出しているという事になります。
そんなドイツからやって来るもみの木ですから、安定供給される事になります。
「そんなもみの木ばかり伐るとすぐに枯渇するのではないの??」
なんて事を言う人は多いですが、それは日本の林業を見ているからでしょう。ドイツの森は人により管理されています。日本は無法地帯でしょうね??
植林されても後の管理がされていない山ばかりです。
ドイツの森は自然交配で成り立っています。つまり「天然木」って事です。日本の森はほとんどが植林材の人工林になります。
間違えて「天然木」とか言う人も居ますが、無知か詐欺です。
ドイツにはよく行きますが、お陰様で色々な事を教えていただきました。フォレスターの人とも話が出来て知識が深まったと思います。
ドイツの林業は素晴らしく効率の良いシステムで動いています。
それは日本の林業には無い部分になります。バイオマスなども日本のそれとはまるで違う物になっています。林業はドイツに習う事でしょう。
根本が違うので難しいでしょうけどね??























