南面道路のデメリット!!
「土地は東南の角地が良いわね!!」
なんてことを言う人は多いです。日本人は「日当たり」を気にする人が多く、東側と南側が道路になっていて日差しを遮る事のない東南の角地が人気なんですね。
人気なので単価も高いのが普通です。
でも、自分から言わせていただくと、デメリットもかなりあります。今日はその辺りのお話しをしたいと思います。
まずはメリットの方を書きます。住宅会社からの方でのメリットは「外観を作りやすい」と言う事です。外構と組み合わせるとかなり豪華な外観が作れます。
住まい手の人からは「日当たり良好」って事でしょう。道路部分には建物が建たないので、日当たりを遮るものが出来ない事がメリットですね。
ただし、日差しをメリットに出来るかどうか??最近は共働きなので昼間は誰も家に居ません。また、ガラスが「遮熱ガラス」とかであれば冬場のポカポカもありません。
デメリットは色々あります。
南面が道路です。そして家の南側には大きな窓が来るのが常です。なので道路を行きかう人の視線を気にしないといけないという事になります。
ウッドデッキで食事とかも人目が気になり難しいでしょう。
また、角地には人が溜まりやすいというデメリットがあります。なぜか人が立ち止まって話をしている。そんな場所に出て行くと話をしない訳にはいけません。
子供達も皆、角に集まって来ます。
2階の窓の前に電線があるってのもデメリットかもしれません。これは電線のルート上、ここを通る事が多いです。
割高な東南の角地ですが、自分はあまりお勧めはしません。土地代に予算を割いて、家の予算を下げるという事は何のための家づくりかが分からなくなります。
北面道路の安い土地に高性能な家を建てる方がメリットがあります。
何のための家づくりかをよく考えて判断された方が良いでしょう。一度建てたら二度目は無いですからね。失敗できない事業なんです。