安い土地には気を付けましょう!!
「安い土地がありました。ここはどうでしょうか??」
なんて事で出て来た土地。相場よりかなり安い土地です。こういった場合は気を付けた方が良いですね!!
土地の場所をGoogleマップで見てみると道路との高低差が大きく「擁壁工事」が必要になる土地です。
擁壁工事をやった時点で相場と変わりません。だったら普通に土地を買った方が良いでしょう。ってな感じになります。
ほとんどの場合はGoogleマップが判断できます。Googleマップで判断できない場合は現地に行く事になります。そこで問題が発覚します。
既存の擁壁が二重になっています。隣地境界の擁壁なのでGoogleマップでは見えなかった場所です。この擁壁はやり直さない限り家は建てられません。
擁壁工事に莫大な工事費が掛かります。よってキャンセルします。
安い土地はほとんどの場合、高低差での擁壁問題があると言っていいくらいですね。まともではありません。
一度、見た目はちゃんとした擁壁がある土地がありました。2Mを超えていたので「工作物申請」が必要な物です。そこで不動産屋さんに聞いてみます。
「この擁壁は工作物申請がしてありますか??」
「いや、無いですね」
「と言う事は作り直しって事ですよね??」
「まあ、そうなりますね・・・・・」
聞かないと教えてくれない。自分は建築士なので分かりますが、素人ではまるで分らない事でしょう。契約してから発覚すると大問題です。
安い土地はよく調べた方が良いでしょう。
中には家が建てられない土地が売っていたりします。駐車場用地なのに家を建てる人に売ったりしています。
安いって事で買うのでしょうが、家は建てられません。建てようとすると恐ろしい金額を掛けないと建てられない事がほとんどですね。
確認申請が出来ない土地に家の設計をして大変な目に合っている設計事務所を見た事があります。詳細設計まで出来ていましたが現場を見たら「建てられない」って事はあからさま。
建築士でも詳しくない人は分からない様です。お気を付けください!!