家の変化?
自分が生まれた家はまだ水道が無かったです。当然、ガスも無かったし冷蔵庫も無かった。
家は田の字の家で、台所は土間になっていてかまどでご飯や料理はやっていました。薪をくべながらです。火力の調整とか大変だったと思います。お風呂やトイレも家とは別棟で外にありました。
雨の日は大変でした。
やがて水道が来ます。ガス調理器もやって来ました。すると「土間」の上に床を作り、その周辺にお風呂やトイレが作られていきました。家が便利になっていったんですね。
窓もアルミサッシに変わっていきました。冬は灯油ストーブを使う事になっていきます。ガラス窓がビショビショになっていましたね。乾燥するのでストーブの上にはやかんが置いてありました。
それでも断熱材とかは入っていなかった。スカスカな家です。冬は寒い。でも、夏はそこまで暑くは無かったです。
父が新築の家を建てて引っ越ししたのが中学2年生の時でした。これもム断熱の家でした。今までの家と大きく変わっていたのが家の中の「内装材」でした。多くが「新建材」と呼ばれるもの。
新築の臭いが充満する家でした。その匂いが良い匂いでしたからね。
新築の家に引っ越してすぐに母が体調不良になります。原因不明でしたが顔がむくんで苦しそうでした。病名は不明。
自分も朝起きると鼻水とくしゃみが止まりません。この現象が、今の家(もみの木の家)に暮らすまで続く事になります。この現象が「家」が原因だという事に気が付く人はまだ先の話です。
ここから先はしばらく「貸家」に暮らす事になります。快適とはいいがたい家ばかりです。自分の家を建てた2010年までは似たような家です。多くの家がそうだったと思います。
自分の家は少し違っていましたが、まだまだ施工のノウハウがなく、設計通りの清野が出ていない状態です。初期タイプの高気密高断熱の家です。それでも今まで暮らした家のかなでは相当快適な家になっていました。ただし、ここでも空気の事を考えて無かった。
やがてもみの木の家にリフォームされていく事になります。
家の変化が色々な物事を変えていった。高気密高断熱の怖さも、知る事になるんですね!!