そんな事にお金を使いますか??って話!!
家づくりには「なんでそこにお金を掛けたの??」ってものがたくさんあります。今日はそんなお話です。
「見えない部分をデコレーション!!」
これは、敷地が道路面しか見えないのに、全く反対側の外壁面を色々とデコレーションしている家がたまにあります。高価な装飾窓とか取り付けていたりとかしている家。
でも、そこは隣の家からしか見えません。あまり意味はないのに飾っている。これは立面図を見て打合せをした結果でしょうね。ここで、設計者が、
「ここは道路面からは見えませんよ」
って言ってあげるとそんな事にはならなかったと思います。設計者もプロ意識が無いという事ですね。人のお金でしょうからね。
屋根の形などもどっちが正面なのか??分からないような家があります。立面図の4面を整えてもしょうがないって話です。お金がもったいないだけ。
見えない部分は「ここは見えませんよ」で終わらせる事をお勧めします。
「高価な無垢材の床!!」
床材に高価な無垢材を使い会社があります。その床材に何かしらの効能があれば良いのですが、多くの場合は「人工乾燥材」ですから細胞は壊れて、効能は無い状態です。
つまり「見た目」だけの問題になります。普通のカラーフロアの数倍もする床材を「見た目」だけ採用する事は無駄でしょう。
同じ木の突板を張ったカラーフロアの方が見た目も同じで価格はお手頃ですからね。見た目は同じです。効能が無い物同じです。
「無垢材」って言葉が良いのかもしれませんが、そこに深い意味はないような気がします。世界三大銘木とかありますが、見た目だけで高価な商品になっている。
お金持ちは良いですけどね??見た目だけではもったいない気がします。
もみの木も高価ですが、それに見合う効果効能があります。それだから採用しているわけです。見た目で決める事などありません。本質で決まっていると言えますね。
まだまだ「無駄」な事は色々あります。そんな無駄を無くするだけで家は快適に暮らせる事になるのですが、見た目や欲しい物で固められた家では基本性能にお金が回りません。
性能を落としてまで無駄なカ所にお金を掛けるという事がどういうことなのか??考えた方が良いでしょうね??
家族がどうなりたいのか??そこを確定しましょう。