地震に強い家??
「うちの家は地震には強いですよ!!」
って言う会社は多いです。でも、構造計算をしてある家は少ない。つまり「根拠の無い事」なんですね。
「どう強いのか教えてください」
と、聞き返す事をお勧めします。そこに答えがあるのかどうか??あれば良いですけどね??
地震に強い家と言いながら屋根に重たい材料が使ってあったりするとすでに怪しいです。
自重が重たい建物は、それだけで地震には不利になります。阪神淡路や熊本地震でそれが証明されました。
地震に強い家はできるだけ軽くする事が重要です。
また「形」も大事です。複雑怪奇な形の家は地震には弱いです。真四角な家ほど強い。踏ん張れますからね!!
建物内に重心が無いのも怖いですね。L型とかコの字型とかは壊れる確率が高いです。デザイン優先も怖いって事です。
色々な事を考えて地震に強い家はできて行きます。根拠の無い自信だけではいざと言う時に何もなりません。
阪神淡路の時は震災後7日目に視察に行きました。多くの建物が倒壊している現場を目の当たりにしたんです。
瓦の家のほとんどが倒壊している。そんなあ中で生き残っていたのは外壁サイディングで屋根はコロニアルと言った建売だった住宅でした。
特に補強されたわけでもなく、単純に軽かっただけで命拾いをしたんですね。
ヘルメットをかぶり歩いていたら、
「家の中を見てくれませんか??うちは大丈夫ですか??」
なんて展開になり、色々と話を聞けたって事なんですけど、家の中はクロスが裂けたぐらいでほとんど無事でした。近所では無くなった人も居たとか。
「建売でしたがなぜか助かりました」
「建物が軽くできていたのが良かったんだと思います」
なんて話をした事を覚えています。
地震に強い家は家の自重が大事な事になります。まずは軽く建てる事です。
重厚感は無くなるでしょうが、地震で倒壊するよりは良いと思います。
瓦が一番だと考えている会社も多いですが、実はそんな事はありません。デメルっともちゃんと存在します。
構造計算をするとはっきりと分かりますが、してないとまるで分らない事になってしまいます。
もみの木ハウスでは全棟を構造計算を行っていますので根拠のある自信があります!!
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