図面
「これが図面になります」
なんて言われて出て来たのは綺麗な絵が描かれた大きな紙です。そこには複雑な線と文字に数字がたくさん書いてあります。が、何の事かはまるで分りません。
図面を元に色々な話を聞きますが、部屋の広さや天井の高さなどを「これでよろしいですか??」なんて言われても「分かりません」が正直な答えです。
図面を見ても分からないのが普通の人でしょう。
図面は大きく分けて現場用とお客さん用になります。でも、多くの住宅会社は現場用の図面でお客さんと話をする事が多いです。
そんな図面を見ても分かる人は皆無です。そんな図面で色々な事を決めて行っても最後は必ず、
「こうなるとは思っていませんでした。やり直してください」
なんて事になります。「これでお願いします」とか言っていても全く理解できていないのが普通の人です。つまりは時間の無駄ですね。
自分はお客さん用の図面を書きます。ほとんどはパースです。完成予想図を立体的に書く。そこには寸法も文字もありません。
立体的だし家具も配置してあるので空間の大きさが把握しやすい訳です。工事用の図面は渡しますが、その説明はしません。
それを説明して理解出来たら「現場監督」としてもみの木ハウスで採用します!!
それほど読めないのが図面です。
自分達は図面の細かな情報を目で広い、頭の中で立体化して行きます。なので二次元の図面でも問題なく空間を把握できる事になるんですね。
プランを考える段階で既に空間の細部まで出来上がっています。細かな部分は計算して問題ないかのチェックはしますが、そこも問題は無い様に出来ているのが普通です。
プラン上で問題がある場合、構造のCAD入力時に「ここは大丈夫でしょうか??」みたいに返ってきます。そこで再チェックして問題が無い様に変更して修正を掛ける訳です。
そして現場用の図面は出来上がります。
打合せの図面がよく分からない場合はちゃんと言った方が良いですよ。
「分かりやすい図面で説明していただけませんか??」
ってね。それで分かりやすい図面が出て来ない場合は危険だと考えるべきです。空間を誰も想像していません。完成形が理解できていない人が図面をただ書いていますよ!!
完成体感会を行います!!
詳しくはコチラ⇒N・S様邸