玄関は引戸!!
「玄関は引戸にして欲しいです」
「分かりました。引戸ですね!!」
なんて事が起こるのは普通の住宅会社です。もみの木ハウスでは起こりません。理由は「断熱」の問題です。
ドアより引戸は断熱性能が下がります。なので使えない。使う場合はそれでも良いって事を了解していただかないと難しいです。
長期優良住宅なので断熱性能は重要です。ただ、引戸にしたから認定が取れないとかのレベルではありませんが、他の家との格差が広がると言った意味で使えないって事です。
引戸はどうしてもレールの上を動くので気密性も悪くなります。
そう言った意味で「引違」もたくさんは使えない事にあります。使えば使うだけ気密性は落ちる事になるからです。
断熱性能をあまり気にしない設計者であれば色々な要望を聞いてくれると思います。それが良いのか悪いのか??その判断で変わりますけどね??
昔は「和風」の家は引戸が常識でした。でも、断熱基準が引き上げられることになると「和風ドア」が出るようになるんですね。
デザインも断熱性能も満たす事を考えての判断でしょう。
でも、両方を満たす事はなかなか難しいです。和風デザインを生かすのか??断熱性を生かすのか??割り切るしかないでしょう。
最近の「スライディングドア」は洋風な感じが多いです。ドアは動く部分に物を置いたり出来ません。狭小地などでは使いずらい事になり引戸が重宝される事になるのでしょう。
自分は最近では1軒だけです。引戸の玄関を使ったのは。
その家は使う理由がはっきりとしていたので使いました。ただ便利だからとかでは使いません。
玄関が断熱の穴になると大変ですからね。玄関ドアが結露します。そうならないためには性能を上げる事になります。
色々な事を考えて家を設計していきますので、材料の選定をお客さんに振ることはありません。
そんな事を平気で行う会社は沢山あります。結果、泣くのはお客さんの方ですからお気を付けくださいませ!!